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キャラデザインに向いているのはどんな人?

  • 執筆者の写真: ・
  • 10月2日
  • 読了時間: 4分
キャラデザインに向いているのはどんな人?
自著ラノベ『世界樹』のキキちゃん by 天(ソラ)さん

絵を上手に描く職業は、様々なものがあります。

その中でも、キャラクターデザインは「上手に描く」とはまた違った長所も重要になってきます!



キャラの容姿が浮かんでしまう人がいる!

「キャラの容姿が思い浮かんでくる」という人がいます!

脚本を読むだけで、キャラクターが脳裏に浮かんでくる、動き出す、しゃべり出す、という人が、この読者さんの中にもいるのではないでしょうか?

小説好きに多いのですが、その感覚、特殊能力だったりするのです!みんなが出来るわけじゃないんです!

まぶたの裏に視るわけではなく、「なんとなく感じ取る」というケースもあります。


その能力があってさらに絵が上手いと、キャラクターデザインを手掛けるセンスが高いのです!


原作者の意図と違うこともあるが・・・

自著ラノベ『天空の城』のデイジーは想定外な提案だった!
自著ラノベ『天空の城』のデイジーは想定外な提案だった!

小説を読んでいるだけでキャラクターが浮かんでくるとしても、小説の原作者がイメージしている容姿とは異なることもあります!


しかし、だからといって間違いとはかぎりません!


キャラデザさんがイメージした容姿のほうが、その作品にとって相応しいこともあるのです!

原作者さんが、「あ、なるほど!こっちのほうがいいや♪」と気付いてくれることもあれば、原作者も気付けないこともあります。でも原作者の守護天使は「こういう容姿にしたい♪」と企てていたりするのです( *´艸`)


また、原作者から、「このキャラはこういう髪色で、38歳くらいで、小太りで・・・」などと幾つか設定事項を聞くと、そこでパッとイメージが浮かぶこともありますね。イメージが刷新されることも、ありますね。



既存のキャラを真似ることでも、可能は可能!

『世界樹』ゆなは「乃木坂46っぽい色味・服装で」と依頼した
『世界樹』ゆなは「乃木坂46っぽい色味・服装で」と依頼した

キャラの容姿が脳裏に浮かんでこないとしても、キャラデザインは可能ではあります^^

似たような属性の既存のアニメキャラを、真似るやり方ですね。

「パクる」はまずいですが、「適度に真似る」というのは非常によく行われています。アニメキャラではなく実在の人物を真似ることもあります。


たとえば、「お爺さんキャラをデザインしたいがシワシワの顔なんて描けない!」と行き詰まるなら、「アニメ お爺さんキャラ」などと検索をしてみましょう。「ジャンプ漫画で有名な最強爺さんキャラ10選!」みたいなページがヒットするはず。

その中で、イメージに近いもの、設定に近いものを選んで、参考にしてみるとよいです。

原作者に「似たキャラを画像で示してほしい」と依頼するのも良いですね。


近年、特にゲームの世界では、すごい凝った衣装の美男美女キャラが大勢登場してきて驚くばかりです。しかし実は、既存のキャラを参考にして描いていることが多かったりします。それでもキャラデザインを多数こなすことは可能ですね。


このタイプでやっていく場合、「様々なキャラを知っていること」が重要な武器になります!「何を参考にしようかな?」と考えたときに、様々なアニメやゲームの選択肢が頭を過ぎる人は、ある種いくらでもキャラデザインが出来ます!ネタが枯渇することがないです。



カッコよければいいってわけじゃない!

キャラクターデザインというのは、カッコいいキャラを創れればいいというわけではありません!これ意外と、わかっていない絵師さんが多いかも?

まぁ依頼にもよるのですが、多くの場合、「カッコいいこと」よりも「原作者のイメージを再現すること」「脚本の雰囲気に合わせること」が求められます。「このヒロインはあまり可愛くなくていいんだよな~(^▽^;)」というようなことが、原作者としてはあるのです。


画風についても同じことが言えます。「ポプテピピックみたいなキャラを描いてほしい」ということもあるのです(笑)

基本的には、あなたの得意な画風を見て、それに近い案件から依頼が来ますが、数多くのキャラクターデザインをこなしたいならば、複数の画風を描き分けられたほうが良いです。



色々なキャラを描く練習をしておこう♪

『まおマジ』カメリアさんのキャラはバラエティーに富んでいる!
『まおマジ』カメリアさんのキャラはバラエティーに富んでいる!

もしあなたが、「新作RPGのキャラデザインを手掛ける絵師になりたいな~」と思っているのならば。色々な画風を練習しておきましょう♪

ツヤっツヤなディテールの初音ミクを描いたかと思えば、手描き風のナウシカも描いてみるのです。実際問題として、デジタルペイントもペン描きも水彩画も、練習しておくとよいです。6頭身のキャラも、3頭身のキャラも描いてみるのです。

立派な鎧を着た戦士も、ワンピースを着た女の子も描いてみるのです。真似をして描けばよいです。真似の中で蓄積されていく技術があります。真似なくても描けるようになっていきます。



「私はこういうタイプ」と自分を限定しないことが大切です(*'▽')

それは絵にかぎらず、どんなジャンルにも言えることですね(^_-)-☆

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