えぴそーど80 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
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- 2024年12月24日
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えぴそーど80
ヒ「なんなんだ?この国は(・∀・)」
カ「コルトってイケメンが多くて、ちょっと危ないわね」
ミ「相手がハンサムだと、ついつい答えてしまいそうになるものね(^▽^;)」
ヒ「コロっとだまされないでくれよベイビーたち(´ー`)」
カ「ヒナに言われる日が来るとは・・・!」
ミ「ヒナが好きそうなイケメンって気もするけど?」
ヒ「えぇー?ちょっと違うんだよなぁ(´_ゝ`)」
ミ「未だによくわからないわ、ヒナの好みは(^▽^;)」
ヒ「うん?
コルトって言えばさぁ!」
カ「なによ?」
ヒ「世界三大料理で有名な国じゃないの(*'▽')
レストランで何か食べていこうよ~♪」
一行は観光客向けの洒落たレストランに立ち寄り、オープンテラスのテーブルで食事を摂ることにした。
ヒ「う~わくわく( *´艸`)」
何を食べようか。よくわからないが、店員がオススメというのでシシケバブを注文する。お肉の串焼きに野菜が添えられたものだ。
ヒ「うーん・・・
別に、ふつう?( ̄▽ ̄;)」
カ「そうね。悪くもないけど、普通ね」
一行がやや落ち込みながら口なおしにパンをかじっていると、隣のテーブルから声をかけられた。
女「あなたたち、ひょっとしてヒボン人??」
コルトの女性のようだ。コルト人らしく鮮やかな色のショールを頭にかけている。
ヒ「はろー!
どうしてわかるの??」
女「コルトは昔、ヒボンに助けられた歴史があるのよ。
だからヒボン人に親しみを感じてるの♪」
ヒ「えーーー!!Σ( ̄□ ̄|||)」
女「えーって?」
ヒ「それで親戚のじゅうたん屋さんに勧誘する流れでしょ?」
女「え?そんなことしないわよー(≧∇≦)」
カ「この国の男どもはそうやって私たちをナンパしてくるのよ」
女「あぁなるほどね。男は男でヒボン人が好きなのよね。押しに弱いから。
女は日本のアニメが好きなのよね♡若い人たちはね♪」
ヒ「おぉ~それは光栄である( ̄▽ ̄)」
カ「別にアンタが作ってるわけじゃないでしょが」
ヒ「ところでお姉さん、どうしてお茶しか飲んでないの??」
彼女はレストランなのにアップル色の紅茶しか飲んでいない。
女「どうしてって?レストランの食事なんて美味しくもなんともないからよ」
ヒ「えーーー!!Σ( ̄□ ̄|||)
きさま、何を言っているんだ!
コルトは世界三大料理の1つなんだぞ!!」
カ「なんでヒナがかばう側に回ってんのよ」
女「あははは。世界じゃそう言われてるらしいけどね!
そんで旅行者向けにこういう洒落たレストランがいっぱい建ってるけど・・・
コルト料理が美味しいのはレストランじゃないわ。ママの家庭料理よ♪」
カ「家庭料理!?」
女「そう♪コルトの母親は家庭的で、料理好きでね。
だからどこの家庭も食事が美味しいのよ(^_-)-☆
観光旅行でコルトに来たって、コルト料理の美味しさは味わえないのよ~」
ヒ「なんとぉーΣ(゚□゚︎`)」
女「良かったらウチに来る?夕飯ごちそうしてあげるわよ♪」
ヒ「なんとぉー!
女の子にもナンパしてもらっちゃったぁー(∩´∀`)∩」
男も女も、人が好きであろうようだ。そしてヒボン人のことが。
セ「象さんのごはんも、ある??」
女「象?ぞ、象が何を食べるのかはよく知らないけど(^▽^;)」
女性の引率のもと、彼女の実家に向かった。彼女は名前をターニアと名乗った。