top of page

えぴそーど90 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2024年12月24日
  • 読了時間: 3分

えぴそーど90


真っ白い家の立ち並ぶ町がある。スポインの強い日差しを受けてまぶしく輝いている。

ザザーン、ザザーン。波音のするほうへ行けば海岸に出た。

カ「イカってそこらのビーチにいるんだっけ?」

ヒ「8月のお盆すぎには大量発生するよ(・∀・)」

ミ「それはクラゲね(^▽^;)」

ヒ「クラゲとイカってどう違うの!?(;・∀・)」

カ「そこからー?Σ(゚□゚︎`)」

ミ「ほ、本気で言ってるの?(^▽^;)」

ヒ「本気でアタシ、よく知らないんだよね~(;・∀・)

 だってイカとかタコとかエビとか貝とか、シーフードってなんか臭いじゃん?

 だから好きじゃないんだよ~」

カ「あなたヒボン人なのに、お寿司屋で何食べるの?(・・;)」

ヒ「フツーにマグロとかサーモンとかは食べるよ?

 イカとかタコとかエビとか貝とか、魚のカタチしてないシーフードが苦手なんだよ~」

ミ「そういう人、たまにいるわよね」

セ「セナもおなじ!」

カ「セナも!?

 特殊な魂の人たちなのかしら・・・」


ヒ「むわー、臭い!

 この辺にイカがいるぞ!!」

カ「意外と役に立つのねその探知機」

ミ「でもクラゲだったりして(≧∇≦)」


ざぶーん!

少し大きな波がアニメ的な演出とともに押し寄せると、なんと尋ね人は向こうから現れた!

プチアーノンが現れた!

イカの子供のモンスターである。

ヒ「かわいーーー!!(♡▽♡)」

ヒナタは見た目に魅了されてプチアーノンに駆け寄った!

カ「こら、モンスターでしょそれ!」

ヒ「むわー、臭っせーΣ( ̄□ ̄|||)」

ヒナタは抱き着く寸前でその磯臭さに耐えきれなかった!

カ「忙しい子ねまったく」

ヒ「ペットにしてやろうと思ったが、もう手加減はせんぞ!」

カ「これ以上同行者は増やさないでね」


プ「ふわふわぁ」

プチアーノンはノンキに浜辺にお絵かきをしている!

ミ「でもてんで弱そうね。そんな難しい依頼でもなさそうよ」

ヒ「ふははは!アタシが相手をしてやろう(・∀・)

 必殺の《メラミ》をおみまいしてやる!」

カ「ここで黒焦げにしちゃったら、依頼の主旨としてマズくない(汗)」

ヒ「そうか( ゚Д゚)」

ミ「焼かないで、倒すのよ!」

ヒ「よぉし、

 ならばこの手だ!

 伝説の魔法を、今こそ放つときだ!

 タブン炎の魔法じゃないはず!

 くらえぇぇぇ!ゴルゴンゾーラ!!!」

ヒナタはさも演技じみた声で、不思議な言葉を放った!


しかし、何も起こらなかった!


ヒ「なにぃぃー!?Σ( ̄□ ̄|||)」

カ「何なのよそれ」

ヒ「すごい魔法が出そう!・・・な料理の名前ランキング1位(;・∀・)」

カ「料理の名前ってわかってんじゃないのよ。

 だったら何も出ないに決まってんじゃないのよ」

ヒ「いやぁ今のアタシなら何かフシギなことが起こるかも( ̄▽ ̄)」

ミ「希望的観測のもと、実験をしたのね(^▽^;)」

カ「料理っていうかチーズの名前だし」

ミ「ひょっとしたら敵の体内が青カビで浸食されて・・・」

カ「かばわなくていいわミーさん!この子調子に乗るから!」


プ「ふわふわぁ」

プチアーノンはノンキに浜辺にお絵かきをしている!

ヒ「むむぅ。やはり魔法なんて役に立ちゃしないのだ!

 それでもアタシには必殺技がある!

 小悪魔ぁぁぁ、ネイルっ!!」

しゅばばばばばば!!

ヒナタはまた久しぶりに袖から手を出すと、プチアーノンを引っかいた!

プ「ぎゃーぁん 。・゜・(/Д`)・゜・。」

プチアーノンに13のダメージ!

プ「ぎゃーーーーーぁん 。・゜・(/Д`)・゜・。」

ヒ「ふははは!大したことはないなっ(・∀・)」

プ「ぎゃーーーーーーーーーーーぁん 。・゜・(/Д`)・゜・。」

カ「な、なんか・・・様子がおかしくない・・・!?」

プ「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーぁん 。・゜・(/Д`)・゜・。」

ミ「ま、まさか・・・(^▽^;)」


そのまさかだった!!

プチアーノンは仲間を呼んだ!

なんと、巨大なオセアーノンがあらわれた!!!!!

オ「うちの子に何してくれてんねん!!」


bottom of page