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エピソード1 『お遍路さんの集まる喫茶店』

プロローグ






「お遍路って、

 ゴールに辿り着くかどうかは、大した問題じゃナイんですよ。

 何かを悟っちゃったら、そこが、そのヒトのゴールなんですよ。

 タブンね♪」






エピソード1

私は、四国・徳島の片隅で、喫茶店を営んでいます。

喫茶店というよりも、「食堂」というニュアンスが、強いでしょうか。

そして、

インターネット・カフェでもあり、

写真や絵のギャラリーでもあり、

ライブハウスでも、あります。

仮眠室である場合も、あります。

公認食い逃げ屋さんでも、あります。



…いえいえ!

特別な設備は、何一つ、持っておりません!

パソコンが大量に並んでいるわけではありませんし、

ライブ用のアンプとかランプとか、そういうのも、ありません!

私たちが行っているのは、

もっぱら、「空間のシェア」に過ぎないのです。



「限られた空間を、最大限に活用する…」

これは、私たちの店に限らず、

四国の田舎町で飲食店などを経営している者たちからすれば、

至って、当然な発想なのです。


…ただ、私たち夫婦は、

その精神が、他の店よりもやや強いのだろうとは、思います。

しかし、

そうは言っても、「奉仕活動」とか「地域ボランティア」とか、

そうした言葉を使うのは、あまり好みません。

様々な業種の才能人たちと絡むことは、そもそも、楽しいことなのです♪


すると、

「何かを与えている」というよりも、

「得しているのは、私たちのほう」といったニュアンスが強くて、

申し訳ない気持ちになってしまうことも、多々あります。

一体、

なぜ、大阪や東京の方々が、

このような方針をあまり取り入れていらっしゃらないのか、

いささか、疑問に感じてしまうくらいです…(笑)


『お遍路さんの集まる喫茶店』

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