top of page

エピソード27 『トランク1つで生きていく』

麗子さんの民泊は素泊まり宿で、食事は付かない。

けれどしょっちゅう、麗子さんは私に手料理を振舞ってくれる。

私もまた、麗子さんや子供たちのぶんまで料理をしたりする。

ときどき私が、子供たちの宿題を見てあげたりする。

子供たちが私のために、スーパーに買い物に行ってくれることもある。

私たちは二人とも、スーパーでアルバイトすることにした。

麗子さんが働いている間に、私が民泊の接客をしたりもする。

みんなで一緒に海を見に行ったり、ドライブしたりもする。


私はときどき、麗子さん家を離れて沖縄観光をする。

沖縄と一口に言ったって、島はたくさんあるし海もたくさんある。

現地でアルバイトを見つけて、そこで1ヶ月暮らしたりもする。

宮古島でタカユキさんとハチ合わせしたときには、それはそれは驚いた。

時には誰かにトキメいてしまい、

さながら同棲生活でもしている気分で、ドキドキしながら過ごす。

そしてまた、「のり付け」しないうちに離れてくる。


私にとって、

旅は暮らしで、暮らしは旅だ。


私はもう、日本ならどこででも生きていける。

トランク1つを、相棒にして。



『トランク1つで生きていく』

最新記事

すべて表示

エピソード158『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード158 ドラゴンの姿のキキは世界樹の残骸の上にふわりと降り立った。 3人と馬をそっと地面に降ろす。 そしてすぐに10歳の少女の姿に戻った。 キ「ふぅ!みんなお疲れさん♪」 な「キキちゃぁーーーん!怖かったよぉぉ!!」 ななはキキに飛びついた。 キ「よしよし。よくやったねぇ」キキはななを優しく抱きしめ労った。 ゆ「キキちゃん強すぎ!」ゆなもキキを抱きしめる。 キ「へっへーん♪ だから言った

エピソード157『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード157 キキはジロっとエビルプリーストを睨みつけた。 キ「最後はみんなで戦いたいの。協力してくれる?」 3人は力強くうなずく。 キキの背後には、さっきの天使たちが光の粒の姿となってキラキラと輝いた。 キキは両手を構えて魔力を集中させる。 キ「山よ、海よ、花よ、宇宙の無数の精霊たち。そして新たな天使の友人たち。 精霊ルビスの御名の元、今こそ我に力を与(くみ)し賜え。 ただただ不届きものを滅

Комментарии


bottom of page