top of page

えぴそーど88 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2024年12月24日
  • 読了時間: 3分

えぴそーど88


次に訪れたヨッパラの国はスポインだ。

街並みとしてはフマンスとよく似ている。心なしか国民のテンションは高いか。

ヒ「ねぇせっかくヨッパラに来たんだからさぁ、ちょっとは観光したいよ(*'▽')」

カ「スポインと言えば、サクラダ・ファミリーが有名だわ」

ミ「すごく大きな教会!それ私も興味あったのよね」

一行はサクラダ・ファミリーに訪れてみることにした。


たしかに非常に大きな教会だ!教会というよりもビルのようだ。

そして観光客が押し寄せていて、入場を待つために皆が行列を作っている・・・

ヒ「うー、並ぶのかぁ(;´Д`)」

カ「世界トップレベルの観光名所だからねぇ」

ミ「まぁ時間はたっぷりあるし、いいんじゃない?(^▽^;)」

一行はおしゃべりをしながら、列に並んで待っていた。

すると、誰かに声を掛けられる。

女「署名をお願いしまーす!

 環境保護に署名をお願いしまーす!」

ヒ「うん??(・∀・)」

女「きゃぁ、ヒボンの方ですよね?世界一優しい人種ですぅ!」

ヒ「ま、まぁそうでもあるけどね( ̄▽ ̄)」

女「捨てられたペットたちの命を守る法案に、署名をお願いします!」

ヒ「おぉ!ペットは守ってやらねば(・∀・)

 この紙に署名するだけでいいの?サインってこと?」

女「はい!サインをいただければ結構ですぅ♪」

ヒ「よぉしまかせろ!」

ささささささっ!ヒナタは紙にサインをした。

女「法案にご賛同いただけたってことですね!

 では200ゴールド(約2万円)寄付金をお願いしまぁーす!」

ヒ「えぇ、そんなの聞いてないよΣ(゚□゚︎`)」

女「はい。ご賛同いただけましたので。

 ペットを守りたいのですよね?ご寄付をお願いしまーす!」

ヒ「サインだけって言ってたじゃん!

 しかも200ゴールドって高くね!?Σ( ̄□ ̄|||)」

女「かわいそうなペットたちを守ってくださらないのですかぁぁ(ノД`)・゜・。」

ヒ「そ、そう言われると・・・(;'∀')」

女「じゃぁ特別に、100ゴールドだけでも結構ですのでぇ♪」

ヒ「半額でいいの?じゃぁ寄付するかぁ・・・」

女「ありがとうござ・・・」

カ「ちょぉーーーっと待ったぁ!

 ヒナタちゃん?久しぶりにコロッとだまされないでちょうだい!」

ヒ「えぇーー!!Σ( ̄□ ̄|||)

 コレはまぢでコロッとだまされてたぁぁ!!!」

カ「これは募金なんかじゃなくて、ヨッパラでよくあるサギなのよ!!

 私は23回も声を掛けられたことがあるわ!」

ミ「ちゃんと数えてるのね(^▽^;)」

セ「いいや25回だって」

ミ「そんなことチャネリングしなくていいからっ(^▽^;)」

女「いいえ!

 現金が手元にないならクレジットカードでも払えるのですよ!」

ヒ「そんなこと言っとらんわΣ(゚□゚︎`)」

ミ「なんて図太い人なのかしら(^▽^;)」

カ「とにかく私がいるかぎり引っかからないから!

 ヒナが一人のときに出直してきなさい!」

ミ「それじゃぁ撃退になってないけど(^▽^;)」

サギの女たちはあきらめて離れていった。


ミ「先進国のヨッパラは東南マジマよりも治安がいいと思ってたけど、そうでもないのねぇ(^▽^;)」

カ「そうでもないと思うわ。

 ヨッパラもサギとかスリとか多いし、ボッタクってくる額が大きいし国民のガタイが大きいから、東南マジマよりも危なかったりするかも?」

ヒ「覚えておこーっと(;'∀')

 たしか悪いヤツからは《メラミ》でカツアゲしてもいいんだったよね(・∀・)」

カ「カツアゲのネタに使わないの!」

ミ「懐かしいわ・・・!

 ツブヤでカツアゲしていたあの頃・・・もう遥か昔のことみたい」

ミ「ミーさん、そのセリフだけ切り取られてYoutubeで拡散されないように気を付けてね(´_ゝ`)」

bottom of page