えぴそーど100
一行はドラゴン退治に繰り出した。
今回の目的はあくまで潜入調査だ。危険を冒してまでして凶悪なドラゴンを倒して見せる必要もないゆえ、ドラゴンキッズを探した。
ドラゴンキッズとは、犬のような小柄な黄色いドラゴンである。
ヒ「出たなぁドラゴンキッズめ!
このアタシが相手だ( ̄д ̄)」
カ「相手が弱そうだと途端に威勢がいいわね」
ド「ガルルルルルル!」ドラゴンキッズは吠えている!
ヒ「格下だとて手は抜かんぞ!
アタシの最大パワーで瞬殺してやる!
喰らえ!
プリプリ・エスポワールシャワー・フレッシュぅぅぅ、《メラミ》!!」
カ「傷が癒されそうなんですけど?」
ボボーン!ヒナタの必殺の炎が命中した!
ド「ぎゃん!」
ドラゴンキッズは大きなダメージを受けてよろめいている。
ヒ「うん?
君、よく見たらけっこうかわいいね( ˊᵕˋ* )
邪王炎殺黒龍ぅぅぅぅ、《ホイミ》!!」
カ「それじゃ魂すらも焼失しそうよ」
ドラゴンキッズの傷が回復した!
ド「ガルルルルルル!」
シャシャー!
ドラゴンキッズは鋭い爪で引っかいてきた!
ヒ「ぎゃー!
きさま、情けをかけてやったのに!」
ド「キィーーーーーー!」
そして、奇妙な声で鳴いている!
カ「・・・は!
ヒナ!ソッコーで片づけるのよ!
そいつの親はたしか・・・!」
ヒ「うん?」
ド「キィーーーーーー!」
ドラゴンキッズは助けを呼んだ!
なんと、
グレイトドラゴンがあらわれた!!!!!!
カ「ドラゴンキッズは、グレイトドラゴンの子供なのよーー!!」
グレイトドラゴンはしゃくねつの炎をはいた!!!!!
ゴォォォ――――――――――――!!!!
一行「どわーーーーー!!!」
ヒナタたちは一目散に逃げ出した!!!!
ヒ「ふぅー、危なかった!
この指令って詰みじゃね?Σ(゚□゚︎`)」
カ「怪しいわ。
ドラゴンキッズなら倒せると思って挑んだ冒険者たちが、返り討ちに遭って死んでいく・・・」
ミ「そういう冒険者減らしを狙っている・・・?」
カ「王様の悪事を暴いてやる必要がありそうね。
私たちの推理通りなら、ヨッパラの総大統領なんてもってのほかだもの!」