えぴそーど113 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
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- 2024年12月24日
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えぴそーど113
リベリラ教会の安全も守らなくてはいけない。
老師率いる一行は、教会から一里離れた荒野を戦場と定め、でんと構えた。
やがて、魔物の軍勢が押し寄せてくるのが見えた。空を飛んでいる。
300メートル、200メートル、100メートル・・・
カ「は・・・!なんてこと!読みを誤ったわ!
アークデーモンではなくヘルバトラーの軍勢だとは!!!」

ヒ「うわぁ!デブデビルだぁ!!」
ミ「地獄の、闘士!?」
カ「いいえ!バトラーは闘士ではなく、『執事』の意味なの!」
ヒ「まったく萌えないぃぃぃぃ!!
存在価値無ぇぇぇぇぇΣ( ̄□ ̄|||)」
カ「あんたが執事執事さわいでるから魔王が気を利かせちゃったんじゃないのよ!」
ヒ「あ、アタシのせいなの(;・∀・)」
ミ「それは八つ当たりかも(^▽^;)」
カ「アークデーモン級に強いうえに、執事だから忠誠心も高いのよ!!」
ヒ「強そーーーーΣ( ̄□ ̄|||)」
魔物の軍勢は淡々とこちらに近づいてくる。
ヒ「ごくり」
50メール、30メートル・・・
ヒ「あれ!?」
なんと魔物の軍勢は、一行のことなど見向きもせずに通り過ぎてしまった!!!
5人「どわーーーー!!」
龍「おーーーーーい魔物よぉぉーーー!
こっちじゃぁ!こっちーーーー!!」
老師はヨボヨボの両手を目いっぱいに振った。
先頭の幹部の一人はその声に気づき、振り返って下を見た。
龍「おーーーーーい!」
しかし、無視をして飛び去ってしまった!
4人「眼中に入ってねぇぇぇぇΣ( ̄□ ̄|||)」
龍「喝ーーーーーーーつ!!!!!」
老師はすさまじい大声を腹から出して、辺りの空気を震わせた!
魔物たちがそれに気づき、再び振り返る。
龍「頼むぅ~
頼むから、わしと戦ってくだせぇ~!!('Д')」
老師は手をすり合わせ、泣きながら魔物たちに懇願した!!
カ「なにこの逆命乞い(汗)」
ヒ「す、すごいセンスだ!(@ ̄□ ̄@;)!!
こんな展開は見たことがないっ!!!」
ミ「意外と仕事に対する責任感が強いのかも(^▽^;)」
龍「かっかっか!なにしろわしは・・・
練習を休んだことがない!!!」
カ「暑苦しいわ(´_ゝ`)」
魔「なんだ貴様らは」魔物は怖い形相でにらみつける!
ヒ「ひぃぃぃっ!(;´Д`)」
龍「これはこれは!憧れのヘルバトラー様!
老い先短いボケ老人なんですぅ~
頼みますから、冥途の土産にちょっと一戦ばかり・・・」
カ「勝つ気なの?死ぬ気なの?」