えぴそーど123
カ「老師が助けに来るくらいとんでもない起死回生じゃないと話にならないのよ!わかってんの!?」
ヒ「あーーーーーー!!!
もういっこ思いついたぁーΣ(゚□゚︎`)
ふはははは!第二形態だっ!!( ̄▽ ̄)」
ミ「第二形態?ネイルで引っかくのは通用しないのよ?」
ヒ「いいや違う!アタシではなく!
・・・そうだ!そうだ!
まさしくこのときのために、魔法はもたらされたのであろう!!」
魔「いいからはやくやれよぉ(´_ゝ`)」
魔王はひじをついて横になってテレビを観ている!
カ「もう魔王はおののきすらしなくなっちゃったわ(-_-)」
ヒ「いけぇテレナっ!!
今こそ第二形態に変身するのだっ!!(∩´∀`)∩」
テ「ぷっきゅーーーーー!!!(*◕ᗜ◕*)」
セ「おぉぉぉぉぉ!!!!(*◕◇◕*)」
すると、テレナはまぶしく光を放ちはじめた!!
ピカ―――――ん!!!
ミ「まさか・・・・何かが起こるの・・・!?」
てってれー!!
テ「ぷっきゅー♡(*◕ᗜ◕*)」
なんと、額の☆のマークが♡マークに変わった!!
テ「ぷっきゅー(♡▽♡)」
テレナも魔王にメロメロのようだ!
カ「・・・何の技も出ない(´_ゝ`)」
ミ「ぜっっっったいに戦いたくない人生なのでしょうね(^▽^;)」
ヒ「なにぃぃぃ!!役立たずめ!!
飼い主に似たなっっΣ( ̄□ ̄|||)」
カ「何の世話もしてないじゃないのよ」
ミ「そこにツッコんでる場合じゃない気もするけど(^▽^;)」
セ「がっかり( ˊᵕˋ* )」
テ「ぷっきゅー(*◕ᗜ◕*)」
魔「むむむむむむ??
おい!きさまら!
その漫才とかいうやつ楽しそうだな!吾輩も仲間に入れやがれ!」
ヒ「えぇぇぇぇ!!仲間になってくれるのぉぉ!?(∩´∀`)∩」
魔「おゎぁぁぁぁぁ間違えたぁー!!
きさまらは敵なんだったぁー!!!Σ( ̄□ ̄|||)
ぜったい仲良しなんかしないんだからなっ!!」
ミ「ホントに幼稚園みたい(^▽^;)」
魔「おい!そろそろこっちからやっつけてやるぞ!
帰って『行ってQ!』観なくちゃなんだからな!」
カ「敵に臨戦態勢をとらせてはまずいわ!
ヒナ!やっぱ老師とか他人にすがってる場合じゃないのよ!
第四形態よ!なんか秘策を編み出しなさいよ!」
ヒ「えぇ~もう何もないよぉ(ノД`)・゜・。」
すると・・・
ミ「いいえカンナ!あなたが戦闘を仕切って!
強さも経験も戦闘頭脳も、すべてあなたが圧倒的に一番なの!
役割にこだわっている場合ではないのよ!
勇者に忖度している場合ではないのよ!
そもそもこの子は勇者かどうかすら怪しいのよ!」
カ「は・・・!!」
ヒ「そうだ!カンナのほうが強いんだよ!
アタシはエースアタッカーになりたがっちゃダメなんだ!!
ようし・・・
へ、へ、へ、へ、へ・・・
ヘボマラー!!!」
ヒナタはありもしない魔法を唱えた!
魔「にゃははは!ヘボだなおまえは!」
しかし!
なんと3人の傷が回復した!!
ミ「闘気だわ!自分のヒットポイントを癒しのエネルギーに変換している・・・!!」
ヒ「おぉ!なんか役に立てた(∩´∀`)∩」
ミ「《ベホイミ》!」
ミサトもカンナに《ベホイミ》を唱えた!カンナの傷がさらに回復した!
ぽーん!ぽーん!ぽーん!♪
セナが竪琴をG#・A#・Cと力強く鳴らした!
カンナは終わりなき旅にも出られそうなほど勇気が湧いてきた!!!
カ「ようし・・・!」
カラン!
カンナはなんと、大切な杖を投げ捨てた!
カ「行くわよ魔王!!!
ひ、ひ、ひ、
必殺・・・根性!!!!」
カンナは意を決して、魔王の懐へと駆けだした!
カ「《バイキルト》!」カンナの攻撃力が上がった!
魔「にょほほほー!
魔法使いごときに肉弾戦で何ができる!!!」
カンナはひるまず魔王に駆け込んでいく!!
カ「くらえぇーーーーーー!!!!
コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!!!」
なんとカンナは、魔王の全身を思いきりくすぐりはじめた!!!
魔「ぎゃはははは!
こしょい!こしょいぃぃーー!!!」
ヒ「なにやってんねん(゚Д゚;)」
しかし!
魔「こしょい!こしょ・・・
ぎゃはははは!
うぅぅ・・・くる・・・くるじい・・・!!!」
コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!!!
カンナはまだくすぐりの手を緩めない!!
魔「うぎゃぁ!
息が・・・!でき・・・!
く、く・・・くるじい・・・!!!」
コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!!!
魔「ひ、ひ、ひ、ひ、ひ・・・
うぐぐ、く・・・くるじい・・・!!!」
ちゅどーーーーーーーーーーーーん!!!!
魔王は息の根が止まった!!!!!
ヒ「やったぁ!」
ミ「やったわ!!」
セ「すごぉ!!」
ヒ「カンナぁーーー!!」
3人は足早にカンナのもとへ駆け寄った!そして皆できつく抱擁を交わす!
ミ「すごいわカンナ!」
カ「えへへ。《マヒャデドス》を封じられたとき、私はもう無力だと思ったわ。
でもミーさんに喝を入れられて、ファイティングポーズを取り直したの。
何か、何かないかって必至に考えたの」
ヒ「くすぐりで敵をやっつけるなんて!そんな技どこで知ったの?」
カ「うふふ。ナイショ♡」
ヒ「えぇー!どういう意味!?」
カ「うふふ。昔、恋愛でね。
彼氏とイチャイチャしてるときに、くすぐられて死にそうになったことがあったのを思い出したのよ。
それが原因で別れたけどね。それで、冗談の過剰な男は危険だと学習したけどね」
ヒ「魔王との戦場で元カレの話するヤツいるぅ?( ̄▽ ̄)」
カ「アンタが聞いたんでしょ!」