えぴそーど15
翌朝、ヨロハマに向けて旅立とうと、宿を出る。
するとまた、この街の大きな街頭モニターは、ニュース速報を映している!
「なんと、魔王から侵攻予告が出ています!
昨日破壊されたマシントンには、本人の自画像と思われる下手な似顔絵に添えて、汚い文字で犯行予告が添えられていました!
『つぎはロシャンデリアを狙うにょฅ^•ω•^ฅ』
メアリー合衆国の西側に危険が迫っているようです!」
ヒ「狙う『にょ』。
かわいい・・・Σ(゚□゚︎`)」
カ「要点そこじゃないから(汗)」
ヒ「わーんどうしよう!次々に街が破壊されてるよぉ。
やっぱり早く倒しに行かないと!
ロシャンデリアの次はどこが危ないのかな?先回りしてみんなを逃がしてあげたら?」
セ「やさしいね♡」セナはヒナタを見上げた。
ミ「大衆が避難勧告に耳を傾けるとは思えないけど・・・
でも次を予測することは意味がある気がするわ」
カ「どこなんだろう?」
ミ「ニュヨーク、マシントン、そしてロシャンデリア・・・
この流れを見るかぎり、商業大国を攻撃したいのかも」
カ「強力な武器を持ってるから?」
ミ「それもあるかもしれない。金持ちな国ほど戦争も強いものね。
でも反撃を恐れるなら、犯行予告なんて出さないわよね・・・」
ヒ「ロシャンデリアを狙うなんてダミーかも?」
ミ「その可能性もあるけど・・・
昔の魔王の傾向からすると、『人間が愚かだから滅ぼしたい』って考えてる奴が多いのよね。
商業大国、つまりお金や便利さに盲目する人々を、憎んでいるのかも」
ヒ「えー?やっちゃえやっちゃえー(‘∀‘)
金持ちなんてアホばっかりだぁー!」
ミ「でもそしたら、アイポーンだけじゃなくテレビやエアコンまで滅びちゃうわよ?」
ヒ「それは許せんっ!!!!Σ( ̄□ ̄|||)」
カ「あなた誰の味方なのよ(汗)」
ヒ「あたしの味方してくれる人の、味方ぁ(*'▽')♡」