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えぴそーど85 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2024年12月24日
  • 読了時間: 3分

えぴそーど85


ヨッパラ連合の長を務めるのは、どこの国が相応しいのだろうか?

それを自分たちなりに見極めるために、ヒナタたちはヨッパラ大周遊を開始した!

また、大きな国を巡っていれば魔王にも出くわしやすいはずだ。

最初に訪れたのはフマンスだ。


大きな石の門の向こうに、高い鉄塔がそびえている。

カ「懐かしいわ。フマンスのエッセル塔も」

ヒ「トキョータワーとあんま変わんないのに、どうしてこっちはオシャレに見えるのだろうかΣ(゚□゚︎`)」

ミ「うふふ。意外とフマンスの人はトキョータワーがオシャレだと思ってたりして(笑)」

ヒ「フマンスがヨッパラ連合のトップに相応しいか、どうやったらわかるんだろ?」

ミ「とりあえずこの国は、ファッションが有名なのよね。

 その界隈を見ていたら何かわかるかも?」

カ「この辺りがフマンス一のファッションストリートなのよ。ちょっと歩いてみる?」

一行はその大通りをぶらぶらと歩いた。

ヒボンでもよく見かける高級ブランドのブティックが並んでいる。


すると、そのうちの1軒の店で男が何か叫んでいる。

男「もっと高い値段で売りたまえ!ファッションで経済を回すのだ!

 高級ブランドなんだからいくら値段を釣り上げたっていいんだよ!」

店「そうは申されましても・・・」

男「それなら、フマンス人が10着よりももっとたくさん服を買うようにするんだ!」

店「ひぃぃぃぃ!無理ですぅ~」

ヒ「おぉ~見た目はテカテカスーツでもヤクザのようだぁ(・∀・)」

ヒナタは物おじせずに横やりを入れた。

男「なんだね君は!」

ヒ「ささっ!|д゚)」相手がこっちをにらむと、ヒナタはカンナの陰に隠れた。

カ「なにやってんのよ(´_ゝ`)」

一同「おぉ!?」

お互いにビックリする!どこかで見た顔だ。スイスイの世界サミットにいた男だ!

ミ「フマンスの大統領さんだわ!」


大「スイスイの会議場に居ただろう?

 こんなところにも居て、君たちは何者なのだね!?」

ヒ「あ、きゃりーぱみゅぱみゅと申しますぅ(*◕ᗜ◕*)」

大「きゃりー??」

カ「何ヘンな自己紹介してんのよ」

すると店員が口を挟んだ。

店「きゃりーぱみゅぱみゅって!ヒボンの大人気アイドルじゃないですか!ファッションリーダーのアイドルで、フマンスでも有名なのです!」

大「なに?そうなのか!

 ヒボンの独特のファッションは世界でウケるような気がしていたんだ!

 君たち!この国のさらなる発展を手伝ってはくれぬかね?」

ヒ「いやっ!えーっと、実は・・・( ̄▽ ̄;)」

カ「フマンスの中枢部に紛れ込むいいチャンスなんじゃないの?」

大「なんだね?人違いなのか?」

ヒ「いや、えーっと、最近はファッションよりも戦いがマイブームなのでござる!」

ヒナタは手裏剣を飛ばすようなジェスチャーを見せた。

店「きゃー!にんじゃりばんばん!!」

大「なんと、陰で暗躍するヒボンの忍者だと!?

 すると戦争の戦力にもなってもらえるではないか!

 高い給料を出す!どうか我々と世界をつなぐ特別大使になってくれたまえ!」

カ「いいわよ♪」

ヒ「えー!Σ(゚□゚︎`)」

カ「私、マネージャーですから。

 難しい話は私を通してね」

大「わかった!ぜひとも協力を頼む!

 あとでぜひ我が国の宮殿に来てくれたまえ!」

カ「こんな大道芸人みたいなカッコで宮殿なんて入れるの?」

大「これは極秘情報だが、水曜日の午前中は警備が手薄だ。

 この時間ならどうとでもなるだろう。

 それにまぁ、話は通しておいてやるさ」

大統領は機嫌をよくして行ってしまった。

ミ「なんか大変なことになっちゃったわね(^▽^;)」

ヒ「女って、かわいいっていうだけでお偉いさんと仲良くなれちゃうんだな(;'∀')」

カ「その秘密は正しい方向に使うのよ!」

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