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えぴそーど87 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2024年12月24日
  • 読了時間: 4分

えぴそーど87


「うぉーーーーーーーーーーーー!!!」

男たちは農具のクワを持ち、女たちはガーデニングのバラを《イバラのムチ》にして血気盛んだ!フマンスの王宮に、大勢の民が押し寄せる!!

手薄な門は呆気なく突破され、宮殿の内部へと民は突入する!!

民「おぉー!バリケードもない城の突入はカンタンだぜぇー!」

民「情報をくれたヤツに感謝だなぁー!」

カ「皆の者、私がマネージャーよ!

 世紀の大スターきゃりーぱみゅぱみゅ嬢には指一本お触れになさらぬよう!」

ヒ「にんじゃりばんばーーーん(・∀・)」

その先頭にはヒナタがいる!

ヒナタが民を率いているわけではないが、ヒナタが率いているように見える!


宮殿の大きな門も突き破られた!

大「なにごとだ!?」フマンスの大統領は慌てている!

兵「大統領!!

 例のチャリーパルパルとやらが襲ってきました!!」

ヒ「伝言ゲーム失敗しとるー(;´Д`)」

大「何!?あの娘たちは味方であるはずだぞ!?」

ヒ「ふはははは、かかったな!

 にんじゃりばんばんとはヒボンのすぱいである!!( ̄▽ ̄)」

大「なにぃ!?私を巧妙にはめたのか!?

 なんて頭のいい連中なんだ!!!」

ミ「いや、成り行きにすぎないんですけどね(^▽^;)」


ヒ「先制点をとってやる!

 マジカルぅぅ、ステージ!!!」

しかし、なにも起こらなかった!

ヒ「・・・あ、コレは一人じゃできないんだった(;・∀・)」

カ「静かにしてなさいよ」

ヒ「何もしないことは出来ぬ( ̄▽ ̄)

 きさまらには勝ち目はないぞ!なぜならアタシは・・・


 ファッションモンスター!!!!」


国防軍たちはそのおたけびにすくみ上がっている!

大「なにぃぃぃぃ!!??

  まさか、ただの人ではないというのか!?」

ヒ「ふははははは( ̄▽ ̄)

 ラスボス小林幸子の愛弟子の子分の友達の下僕なのだ!!!」

ミ「つまり、ただの人ね(^▽^;)」

カ「しかもすごい最底辺(´_ゝ`)」


革「なんだかスゴいやつが味方に付いているぞ!

 勝てる!!この革命は俺たちが勝てるんだぁぁぁーーー!!」

なぜか知らないが革命軍たちのテンションが上がった!


しかし、国防軍は立派な武器をとって抵抗してきた!!

革命軍たちよりもずっと立派な武器を持っている!


ヒ「よぉぉし・・・

 つけまつける!!!」

しゅば!しゅば!しゅば!しゅば!しゅば!しゅば!

ヒナタは目にもとまらぬ速さで、国防軍たちの目に付けまつげを付けまくった!!

国「ぐあぁ!まつ毛が目に入って前が見えない!」

国「ぐあぁ!まつ毛ギャルたちの可愛さはこんな苦労の上にあったのか!」

国防軍たちに《マヌーサ》の効果!国防軍たちは幻に包まれた!


革命軍たちはクワや《イバラのムチ》で襲い掛かった!

革「フマンスは農業大国でもあるんだぜ!とりゃーー!!」

革「フマンスの女はガーデニングだって大好きなのよ!しゅばーー!!」

革命軍は善戦している!


ヒ「みんながんばれ!!(∩´∀`)∩

 きゃんでぃきゃんでぃ!!!!」

ヒナタは革命軍たちの口にアメ玉を放り込んだ!

革命軍たちのヒットポイントが5回復した!


革「ファッション経済発展なんて要らねー!!」

革「ヨッパラ連合加盟なんて要らねー!!」


ヒ「とどめだ!!

 せ・か・い・の・お・わ・り!!!!」

ヒナタは奇妙な言葉を叫んだ!


国「ぐあぁ!なぜかその言葉の響きでネガティブになってしまうー!」

国「ぐあぁ!なぜかその言葉の響きで死にたくなってしまうー!」

国防軍たちの攻撃力と守備力が下がった!

カ「あぁ・・・、その言葉は私たちもウツになるからダメ!」

ヒ「うぅ、アタシも頭が痛い(;´Д`)」


革「とりゃーー!!」

革「しゅばーーー!!」


革命軍は、大統領と国防軍をやっつけた!!


ヒ「よぉし、にんじゃりばんばんは雲隠れだっ!!」

ヒナタたちはその場からこっそりと退散した。

国の史実としては、市民の革命軍が大統領と国防軍を打ち破り、急進的な経済改革とヨッパラ連合への加盟を食い止めた出来事となった。

世にいう第二次フマンス革命である。

フマンスは向こう数十年、腐敗閣僚に隷属しない自由の国が続いた。


一行はトロデの背に乗り、フマンスを離れた。

カ「賞賛の言葉すら受け取らずに立ち去るなんて、カッコいいじゃない?」

ヒ「ふっふっふ。かわいい女に賞賛の言葉などいらぬ(・∀・)」

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