エピソード120
―コスタール―
先日と同じ道を行く。やがて、賑やかな街に辿り着いた。
そして町人に話しかけられるのだった。
男「へいアミーゴ!黄金都市コスタールへようこそ!
君たちずいぶんファンキーなカッコしてるなぁ。気に入ったぜ!
うちに来いよ!メシでもごちそうしてやるからさ♪」
な「アミーゴって?」
男「友達って意味さ」
な「えーーーーっと(汗)
ダンスコンテストのときすごい応援してくれてた人ですよね!」
男「は?」
な「じゃかった!
えーっと、えぇーーーっと、オルフィーの町の道具屋さん!」
男「何言ってるんだ?」
な「ごめんなさい。わたしあなたと会ったことあるっけ?思い出せないや(汗)」
男「はっはっは違うよアミーゴ!
挨拶したらもう友達さ♪」
ア「どっかの食堂の勧誘だろ?この街じゃメシは幾らくらいなの?」
男「勧誘じゃないよ!オレは食堂なんてやってない。
ウチに来てメシでも食おうぜって言ってんだ♪
ほら、上等なピスコが最近手に入ったんだ。こんなの飲めるなんて相当レアだぜ!」
ア「ピスコってお酒か?」
男「あぁ、酒さ。でもジュースみたいなもんだよ!」
ア「あっそう。じゃぁさよなら」
アミンは頼もしく、毅然とかつさっぱりと、悪い誘いを断りあしらった。
「へいアミーゴ!オレが描いた太陽のタペストリーを見ていかないか♪見るだけでいいんだ!」土産屋が声を掛けてきた。
「やぁブラザー!ウチのタコスは安くて美味いぜ!」今度は食堂だ。
ア「なんだこの街は?やたら陽気だなぁ」
砂漠の町とはまた違う種類で、商売人たちはガメつく、そして一般人も押しが強いようであった。