エピソード143 『天空の城』
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- 2024年11月1日
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エピソード143
シュウゥゥゥ・・・!
なんと竜王は狂暴な、二足歩行のドラゴンに姿を変えた!!

竜「くっくっく、やるな小娘。
しかし、わしはここからが本番だ!」
れいは絶望した!全力を出し切ってようやく勝てたのに、敵は変身し、さらに強くなるなんて・・・!!
ゴォォォォォ!!
竜王は炎を吐いた!
れ「きゃぁ!」炎を吐く敵が最も苦手だ。盾では防げず、避けようもない。
れ「《フバーハ》!」れいは《フバーハ》を唱えた!
しかし、何も起こらなかった!
れ「魔力がもうない!」れいはさらに絶望した!
どうする!どうすればいいのだ!?
絶望してはいけない!勝てないのかもしれないが諦めてはいけない!れいは勝つための方法を、足掻くための方法を必死で考えた!
ドゥっ!竜王は《ドルモーア》を唱えた!
バシーン!れいは大きな闇の炎を盾で必死にいなす。
れ「そうだわ!」
れいは思いついた!
れいは小指に着けたままずっと忘れていた《祈りの指輪》を天に掲げた!
使えば魔力が少しだけ回復する、とヨーダが言っていたはずだ。
れいの体がほのかに暖かくなった!魔力が少し回復したようだ。
しかし、少しだけ?
その少しの魔力で何の魔法を放てばいい?
やはりダメージの大きい《メラミ》か?炎を吐く魔物なのだから対極にある《ヒャダルコ》か?
防御の難しい《イオラ》が得策か?
しかしどの魔法とて、撃てて1発か2発が限界・・・
それでこのドラゴンの怪物が倒せるのか!?
やはり絶望的だ・・・!!
しかし諦めないれいが思いついたのは・・・



