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エピソード146『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード146


大天使の前に巨大な光のカベが現れた!!

ア「《マホカンタ》みたいなものか!」

ゆ「魔法が、撃てない!?」


キ「うーん。

 ・・・そうだわ!

 なな、ちょっとこっちへ!

 アミンとゆなはどうにか数分持ちこたえて!!」

ア・ゆ「えぇー!?」

ムリがある!と思うがキキの策略に失敗はないはずという確信がある。

キ「頭を使うのよ!」


ゆ「よぉし・・・!」

ゆなはなんと、樹に向けて《バギマ》を放った!

世界樹の茂みは風の刃で切り裂かれ、無数の枝が落ちてきた!

ゆ「アミン、無数のヤリが出来たわ!」

ア「面白いことするなぁ!」

アミンは枝を拾って投げつけた!

しかし大天使はすばやく身をかわした。

大「愚かだな・・・」

大天使はゆなとアミンに向かってきた!


ななはキキに駆け寄る。

な「どうすればいいの?」

キ「ちょっとこっちへ来て!」

キキはななを連れて馬車の背後に隠れた。

キ「あなた、お姫様を演じるのに憧れるって言ってたわよね?

 りりしい言葉遣い、出来る?」

な「わかんない(汗) 

 ていうか今そんな場合じゃないよ!」

キ「そんな場合なのよ!

 よし、ぶっつけ本番だからね!

 この台本を1分で覚えて!!」

な「えぇー!?」


ア「何やってんだろうキキたちは!」

ゆ「どうせくだらないことよ!」

ア「さすがにここでは遊ばないだろう!」

大天使は光のカベを保ったまま、時折りこっちに突進してくる!

アミンはオノで迎え撃つ!

ゆなは《りりょくのつえ》で殴りかかる!


長い1分が過ぎた。

妙な戦況を、キキのカン高い声が突き破る!


キ「皆の者、戦いをやめてひれ伏しなさい!

 ここにおわすは精霊ルビス様!

 世界の守護者にして絶対的な善!!

 戦いをやめてひれ伏しなさい!」


ゆ・ア「!!??」


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