エピソード75
次なる魔物は2匹のテベロだ。浮遊する小さな、ドラゴンのような悪魔だ。
セ「こいつはたしか・・・!
よし、《フバーハ》だ!」
セレンは《フバーハ》を唱えた!れいとセレンの炎・吹雪によるダメージが軽減された!
テベロAは炎を吐いた!
やまたのおろちのときよりもダメージが小さく済んでいる!
れ「えぇーい!」れいは新しい剣で反撃だ!テベロAをやっつけた!
テベロBは氷の息を吐いた!
やはりあまり大きなダメージを受けずに済んでいる。
セレンは《バギ》を唱えた!小さな風の刃がテベロBに襲い掛かかる!
れいは再び《破邪の剣》で斬りかかった!テベロBもやっつけた!
れ「《フバーハ》というのはたしか・・・」
セ「敵の吐く炎や吹雪を軽減する防御魔法です。
れいさん。私は幸先よく突撃していくことは出来ませんが、常に魔力の準備をしてなるべく早く動きだします。
私にかまわず、攻撃体勢をとってください」
れ「え、えぇ」とりあえず承諾したが、本当にそれで大丈夫なのか・・・
そして次は、ウインドマージが3匹群れて現れた!
セ「《マジックバリア》!
れいさん!私たちの魔法耐性を上げました!」
れ「ありがとう!
《ヒャダルコ》!」れいは《ヒャダルコ》の魔法でウインドマージたちの体力を削った!
ウインドマージ3体から立て続けに《バギマ》を喰らったが、れいたちは生きながらえた。
そしてれいの2発目の《ヒャダルコ》で敵を全滅に追いやる。
れ「セレンごめんなさい!
私、あなたはとても弱いのだと思っていました。
でも珍しい魔法をたくさん操るのね!」
セ「はい。僧侶系の魔法は、少しは得意です。
私なりに長所はありますが、弱いのは確かなんです。
結局はれいさんに引っ張っていただかないと魔物を倒せません。
知識については私が勝るところもあるかと思うので、積極的に情報提供はさせてください。
ちなみに、てつのさそりの場合、《ヒャダルコ》は2発撃たなくてもどうにかなりそうです。
《ヒャダルコ》を1発撃ったら、次はその《破邪の剣》を振りかざして《ギラ》にしても、倒せそうですよ。または私が《バギ》を撃てればそれでも」
れ「ありがとう。それなら魔力が少し節約できるわね」
セレンが敵の性質に合わせて防御力を高めてくれれば、二人で応戦出来そうなことはわかった。
二人はしばらく、フズの町の周辺で戦闘訓練を重ねた。ゴールドもまた貯めなくては。