家を失ったときって、壮大なチャンスなんだと思う。
ヘンテコな旅行をするチャンスであり、大きな冒険をするチャンス。
たくさんの出会いに感動するチャンスであり、
たくさんの変化にチャレンジするチャンス。
失ったものを数えて悲しむより、新しいことに目を向ければいい。
いや、失ったものを憂いたければ、それでいいのだろうと思う。
それぞれに、好きなことをやればいい。
私は、新しいことに目を向けたかった。小さなトランクだけを持って。
2016年04月24日 完筆
※ この物語はフィクションです。
『トランク1つで生きていく』