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第章 テパ

第章 テパ


テパを目指しお、二人は宿を出た。

リ「ただ遠回りが必芁みたいね

 炭坑攻略はしばらくあきらめお、たずは《氎の矜衣》をゲットしに行きたしょ」

マ「そのお掋服、可愛いかなぁ」

リ「矜衣っお蚀ったら倩女のお召し物だからねきっず可愛いわ♪」リオは粟いっぱいマナのモチベヌション維持に努めた。


アネむルを南䞋しお歩いおいく。

《ようがんたじん》には苊戊したが、《テベロ》も《ずさかぞび》も、今ずなっおはあたり匷く感じられない。こちらも匷くなっおはいるのだ。しかし敵は次々ずその予想を超えおいく その連鎖をRPGはお玄束通り保っおいる。

南ぞ進むず森がちになった。しかしカザヌブの北郚ほど䞍穏な空気ではない。同じ森でも色んな森があるのだな、ず二人は思った。冒険ずは、ある意味芳光旅行である。

地圢が倉わるず出珟モンスタヌの毛色も倉わり、今床は野蛮なサルみたいなモンスタヌが力たかせに殎っおきたり、ダリを持った猪が二足歩行で襲い掛かっおきたりした。文明が進んでいるのか倪叀なのかよくわからない。

少々の苊劎の末、お目圓おの村には無事蟿り着いた。


テパは、森の䞭に朜む玠朎な小さな村であった。原䜏民族の隠れ里、ずいったものなのであろうか。

看板らしきものがなく、぀たり店ずおがしきものがない。

「こんにちは」ずあいさ぀をするず、「君たちも《氎の矜衣》を求めおやっおきたのか最近そんな旅人ばっかりだ。やかたしくおかなわん」ず村の人は愛想を尜かしおいる。


村の䞭の小さな家に、尋ね人は䜏んでいた。

リ「ドン・モハメのお爺さん。アタシたち、あなたの最高傑䜜がどうしおも必芁なの

 こんなに可愛い女の子が、《ようがんたじん》の炎で焌き尜くされちゃったらそんなのっお嫌でしょう

 どうかお願いしたす」

マ「あははは汗」

リオは、ここたで来お「匕き返せ」などずは蚀われたくないので、先回りで懞呜に力説するのだった。そしお、「リオもゲヌムのキャラみたいになっおきたなぁ」ずマナは思った。

ド「おぉ、それはご苊劎であったなぁ。 わしは旅人に意地悪をする぀もりもないんじゃが、どうにも織っおやるこずは出来んよ」

マ・リ「えぇ、どうしお」

ド「あんたりにも泚文が殺到しすぎじゃ。《氎の矜衣》の材料ずなる《あた぀ゆの糞》はもう底を尜きおしたったわい。

 材料さえ調達しおくれれば、織れんこずもないが 」

マ「あれそれ、わたし持っおる」

リ「え」

ド「おぉ」

マ「ほらぁ」

ず蚀っおマナが取り出したのは、《ただらくもいず》であった

リ「ばかぁ初心者じみたボケしおんじゃないわよ」

マ「えぇ汗これも苊劎しお手に入れたからぁ」い぀ぞや䞀人でク゚ストをやっお入手したのだ。

ド「ふぉっふぉっふぉ。その糞でもよいが、茶色いタヌキみたいになるぞそれにすばやさが䞋がっおしたいそうじゃな」

マ「そんなのむダぁ」


ド「それに、じゃ」ドン・モハメは居盎っお蚀った。ド「《聖なる織機》のほうも、぀い先日壊れおしたったんじゃよ。おたえたち冒険者は、老人を働かせすぎじゃな」

マ・リ「そんなぁ」

ド「じゃから、わしはもう匕退かなず思うずる。

 ゲホゲホ。䜓も最近しんどいしな。よろず屋すら遠く感じる」

リ「アタシたち、垌望を捚おるわけにはいかないの。

 《あた぀ゆの糞》はどこにあるの」

ド「この森にある。しかし䜙所者に入手は無理じゃろうな」

マ「どうしお」

ド「森の小川のほずりによく生えおおる《あた぀ゆ草》の繊維にすぎんのじゃが、野草の芋極めなど村の者にしか出来んじゃろう。

 駄目でもずもず、そこらの若者に頌んでみるのもいいが」

リ「頌んでみよう」

二人はドン・モハメの家を出お、村人に尋ねお回った。


村「おいおい、䜙所者の蚪問にうんざりしおるっお蚀ったろ

 草刈りの手䌝いなんおするわけないだろ」

マ「草刈りじゃなくお草摘みですぅぅ汗」

人、人ず村人に掛け合っおみたが、誰も良い返事はしおくれなかった。マナたちを远い出しはしないが、快く思っおはいないのだ。俗から離れお暮らす者たちにずっお、隒々しいのは楜しいこずではないようだった。

リ「だめね。もう回お爺さんに頌んでみようか」

二人は老人の小屋に戻る。

ド「ほっほっほ。やはりダメだったか。そうじゃろな」

リ「お爺さん。《あた぀ゆ草》集めを手䌝っおはくださいたせんか」

ド「うヌむ。意地悪をする気はないんじゃ。

 しかしわし、本圓にもう䜓が動かんのじゃよ」

リ「じゃぁ䜕か、ヒントやコツみたいなものっおありたせんか」

ド「《あた぀ゆ草》の存圚を隠す぀もりもない。

 シ゜ずいう怍物に䌌た葉ではあるが 」

マ「シ゜わたしシ゜わかるよ」

ド「なにたこずかその若さで野草の知恵などあるたい」

マ「昔おばあちゃんず䞀緒にシ゜摘んだり、煮魚に茉せたりしおたよ♪」

ド「なるほど。それなら芋分けられるかもしれん」

二人は村を出お、小川を探した。この森は様々な怍物が倚様性を構築しおいるが、シ゜を知っおいるマナには巧劙に芋分けるこずが出来た。そしおマナの教えを受け、リオもすぐに《あた぀ゆ草》を摘むこずが出来るようになった。

他のプレむダヌたちには出来そうもないこずを、二人は着々ずやり遂げおいる。そしお他のパヌティたちずは異なる「匷さ」を、二人はたずい始めおいる。



『僧䟶だけで魔王を倒すには』

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『倩空の城』重芁ミス蚂正

ラむトノベル『倩空の城』に぀きたしお、 ゚ピ゜ヌドず゚ピ゜ヌドの間に ぀ペヌゞが抜けおいたした(>_<) ずおも重芁な堎面の抜けでしお、 お読みくださった方々には「うん(*_*;」 ず混乱させおしたったかず思いたす・・・ どうも倱瀌いたしたした 「゚ピ゜ヌド」ずいうペヌゞを 远加するこずで、順番通りにお読みいただけるように 修正はいたしたした 『倩空の城』もく

゚ピ゜ヌド 『倩空の城』

゚ピ゜ヌド マスタヌドラゎンは倩空城の階のテラスぞず着陞する。 着陞ず同時に楜団は、勇たしいセレブレヌションを奏ではじめた。そしお倩空城の䜏民たちが祝犏に出おくる。 わヌパチパチ れいさん、ばんざヌい デむゞヌさん、ばんざヌい マ「宎は埌だ。先に少し話をしよう」 王の間ぞず移る。 マ「さお、二人を讃える蚀葉を送る者ずしお、粟霊ルビスず私ず、どちらがよいだろうかそなたらが望むなら女

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