第62章 ベリアル
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- 2023年1月1日
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第62章 ベリアル

魔「俺の予想も外れるもんだな。
猛吹雪と《アークデーモン》の群れさえありゃ、人間なんざ誰も生き残りゃしないとボスを笑ったんだが。
まさか俺の出番が来るとはなぁ。
お気づきかとは思うが、世界樹なんてデマだよ。
世界樹だの秘薬だとのデマを流せば、勝手に冒険者が集まってくるだろう?そしたらあの洞窟とこの吹雪で、勝手に冒険者が死んでいくってもんだ。
魔王様の手を煩わせなくても、うっとおしい実力者は減っていく。
戦うのが面倒で大きな樹を造るなんて、コッケイな話だがな。くっくっく。そんな冗談もいいだろう」
リ「…人間を滅ぼすのが目的ってことね?」
魔「強い人間をな!」魔物は両の目をかッと見開いた!
《ベリアル》が現れた!
リオは《稲妻の剣》を振りかざした!《ギガデイン》が襲い掛かりベリアルに202のダメージ!リオは《フバーハ》を唱えた!二人の吹雪や炎のダメージが軽減された!
リ「マナ!しばらくは私の言うとおりに行動して!」
ベリアルは『冷たく輝く息』を吐いた!二人に120程度のダメージ!
ベリアルは大きなフォークで薙ぎ払った!二人に85と93のダメージ!
リ「《フバーハ》を使ってもこんなに喰らうか!
マナ!《ベホマラー》と《マジックバリア》を!」
マ「はい!」
マナは《ベホマラー》を唱えた!二人のHPが90程度回復した!
マナは《マジックバリア》を唱えた!二人の呪文ダメージが軽減された!
リ「行ける!たぶん行けるわ!」
リオは《ベホマラー》を唱えた!二人のHPが110程度回復した!
リオは《稲妻の剣》を振りかざした!《ギガデイン》が襲い掛かりベリアルに189のダメージ!
べ「おーおー、元気なこった!」
ベリアルは『イオナズン』を唱えた!二人に100程度のダメージ!
ベリアルは『イオナズン』を唱えた!二人に100程度のダメージ!
リ「きゃあ! イオナズンを『2回』だなんて聞いてないわ!! マナ!《ベホマラー》と《スクルト》を!」
マナは《ベホマラー》を唱えた!二人のHPが90程度回復した!
マナは《スクルト》を唱えた!二人のしゅび力が上がった!
リ「まだHPが回復しきれてないわね!《イオナズン》2発なんて反則よ!」
リオは《ベホマラー》を唱えた!二人のHPが110程度回復した!
リオは《稲妻の剣》を振りかざした!《ギガデイン》が襲い掛かりベリアルに205のダメージ!
ベリアルは《キングダムソード》を放った!二人に120程度のダメージ!
リオは守備力が下がってしまった!
ベリアルは《ベホイミ》を唱えた!ベリアルのHPが85回復した!
リ「マナ!《ベホマラー》を唱えたら攻撃に転じて!
マナは《ベホマラー》を唱えた!二人のHPが90程度回復した!
マナは『バギクロス』を唱えた!ベリアルに136のダメージ!
リ「よし!3ターン持ちこたえれた!!」
リオは巧みにこちらの残りHPを計算しながら、4発放てる《ベホマラー》で生命維持を徹底した。そして手が空いた隙に攻撃するのだった。ときには1ターンまったく、攻撃が出来ないことがあった。それでもリオは焦らず、生命維持を最優先に立ち振る舞った。マナは従順にリオの指揮に従った。
ベリアルはすさまじく強かったが、リオのこの作戦によってある意味では安定してHPを削っていくことが出来た。あとはMP切れとの戦いだが、《ギガデイン》をMP消費無しで撃てるぶん、長く戦うことが出来た。
そしてついに!
難敵ベリアルを撃破した!!
『僧侶だけで魔王を倒すには?』