えぴそーど47 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』
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- 2024年12月24日
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更新日:6月20日
えぴそーど47

ヒ「くらえぇ、《メラミ》ぃ!!」ヒナタは得意の《メラミ》を唱えた!
しかし!
カーン!!なんと《メラミ》はメンザイの目前で跳ね返った!
ヒ「どわーー!」ヒナタは素早く、ローリングサンダー・アゲインで身をかわした!
メ「ふははは!私に女の魔法と男の求婚は効かぬわっ!」
ヒ「えぇぇ、じゃぁ絶対勝てないじゃん(゚Д゚;)
えぇと、えぇと、どうしよう!!」
ヒナタは必死で頭を働かせた!
ヒ「そうだ!
ね、ねぇ?メイクしてあげよっか(^▽^;)ヒナちゃん、メイク上手なんだよねぇ♪」苦しい悪あがきだ!
メ「え?メイク?」食いついた!
ヒ「昼間言ったじゃぁん、メンザイちゃん、もっとファンデとか工夫したらもっと超絶カワイクなると思うんだけどなぁ~♡」
メ「ほ、ほう。私でももっと可愛くなれると?」
ヒ「うん。だってホラ見て?
これアタシの友達の写真なんだけどさぁ。メイク前とメイク後。最近ヒボンで流行ってる詐欺メイクしたらこんなに顔変わるんだよぉ~♪あと写真も加工してあげれるし」
メ「なに!?こんなに変わるのか!?
すごいっ!!!まるで魔法のようじゃ!!!」
ヒ「うんうん!」ヒナタはカリスマ美容部員のような怪しい笑顔で、メンザイに近寄っていった。
ヒ「じゃぁまずはさぁ~」
ヒナタはシナモロールの化粧ポーチからまつ毛ビューラーを取り出し・・・
まつ毛ではなくメンザイのまぶたを、ギューっとつねった!!
ヒ「とぉえーーい!!」
メ「どわぁーーーー!!!!何をする!!!」
メンザイは思いがけない不意打ちに悶絶している!
ヒ「こ、降参しないの?(^▽^;)
降参して自分で警察行ってよ~」
ヒナタは女性を攻撃するのがどこか気が引けるのだった。
メ「貴様ぁ!怒ったぞぉ!」しかしメンザイに情けは通用しない!
メ「私を侮辱しおって!なぶり殺しにしてくれるわ!」
メンザイは手に持つ琵琶でヒナタを張り倒した!
ヒ「痛ぁ!」ヒナタは倒れ込む。
メンザイは琵琶の弦をキュイーとテグスのように伸ばすと、ヒナタを木に縛りつけた!
ヒ「うわぁーー(汗)」じたばたじたばた!
メンザイはゆっくりとヒナタに歩み寄る。
メ「そうじゃ。逆に貴様の顔をぐちゃぐちゃにしてやろうではないか。くっくっく!」
ヒ「ひぇえーー!!
殺されるのはいいけど顔を汚(けが)されるのは絶対ダメ!!!
顔をなんかするのは100回殺してからにしてっ!!」
ヒタ、ヒタ、ヒタ・・・メンザイはゆっくりと歩み寄る。
懐から筆を取り出すと、ヒナタの顔に近づいていった!
メ「くっくっく!」
しかし・・・
ヒ「とわぁーー!!」ゴチン!!
なんとヒナタは、近づいてきたメンザイに派手に頭突きを喰らわした!そして木から跳び離れた!
メ「なに!?どうなっておるのじゃ!」
ヒ「縛られてた紐は、鼻毛バサミで切ったったぁーΣ(゚□゚︎`)」
メ「鼻毛バサミだとぉぉ!?」
カ「ヒナー!」
外の騒ぎを聞きつけて、カンナたちが駆けつけてきた!
ミ「やっぱりあの女、悪者だったのね!」
カ「見たところ勝てない相手じゃなさそうだわ。
チカラを合わせて成敗しましょ」
やったぁ協力すれば絶対勝てる!と安堵したヒナタだが、ふと考え方が変わった。
ヒ「むむむ。
手出しは許さぬ!こいつは私の獲物だ!( ̄▽ ̄)」
カ「なんで悪党みたいなセリフなのよ」
ミ「修羅場を一人で切り抜けてみたいのかしら(^▽^;)」
ちょきちょきちょき!
ヒ「ふはははは!
この鼻毛バサミで、今度はまつ毛をちょん切っちゃうぞ!!
すっごいブサイクになっちゃうぞ!
それとも前髪パッツンを失敗して絶望している女子中学生のようにしちゃうぞ!!」
カ「ふはははって笑いやめなさいよ」
ミ「ツッコミどころはそこなの?(^▽^;)」
メ「ひぃぃ!」しかし効いているようだ!
メンザイはおののいて、2歩3歩と後ずさりした。
すると!
メ「はははは!」
なんとメンザイは、琵琶を鉄砲のように構え、本当に発射した!
ダーーン!
4人「きゃーーーーー!!Σ( ̄□ ̄|||)」
しかし!?
ばちーん!
一撃死を目論んでヒナタの胸を狙った弾は、なんとバチンと跳ね返った!
メ「なんだと!?」
ヒ「あっぶねぇぇぇぇ(゚Д゚;)アタシもびっくり!
ふっふっふ!ワイヤー入りブラは結構硬いのだっ(・∀・)」
なんと、ヒナタのブラが銃弾を跳ね返した!
カ「ペタンコなのになんでいつもブラしてるのかと思ったら・・・!」
ミ「言わなくていいのよ( 一一)」



