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えぴそーど94 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2024年12月24日
  • 読了時間: 4分

えぴそーど94


ミ「でも宮殿に忍び込んだところで、大麻の法律を牛耳ってる人にはどうやって近づけばいいのかしら?」

ヒナタは建物の入り口に近寄っていった。また番兵がいる。

ヒ「あのう。大麻安売りしにきましたぁ。担当者さん呼んでくれますぅ?」

兵「そうか。中の応接間で待ちたまえ」

ヒ「話通ったぁーーーΣ(゚□゚︎`)」

セ「天才だぁー(*◕◇◕*)」

カ「ヒナ天才っていうよりも、最強のサギ師かもしれないわ」

ヒ「セナちゃんわかった?

 悪いヤツには『何か安売りに来ましたぁ』って言えばイイんだよ( ´∀`)b」

セ「ほわぁー(*◕ᗜ◕*)」

ミ「へんなこと教えないでくれる(^▽^;)」

カ「その合鍵ももう禁止!」


応接間の無駄に豪華なソファーにふんぞり返っているいると、国会議員の男が現れた。

男「なんだね一体?

 君の会社はさらに安く大麻を卸してくるれるのか?」

ヒ「いえぇこんにちはぁ(;'∀')

 そろそろ大麻を売るのもヤメにしませんか?」

男「何を言っているんだ?話が違うじゃないか!」

ヒ「いやぁアタシの知り合いのコンパニオンの子とキャバ嬢の子と風俗嬢の子がですねぇ、大麻の煙の臭いがキライなんですってぇ・・・」

カ「ちょっとアンタまた!」

ヒ「『私がコンパニオン』とは言ってない(;・∀・)」

男「で、何だって?」

ヒ「おっさんたち大麻臭いなら、もう宮殿にはコンパニオンに行かないって言ってましたけどぉ?

 大麻は違法に戻して、売るの辞めたほうがイイんじゃないですかぁ?」

男「何を言っているんだ!

 ・・・?

 うん?

 そ、そうだなぁ・・・

 キャバ嬢の子や風俗嬢の子も『大麻の臭いが嫌い』って言ってたのか?」

ヒ「はい言ってましたぁ(^▽^)」

男「そうか・・・

 うーーん、

 ・・・・・・、

 ちょっと国会で議論するから1か月待ってくれるか?(^▽^;)」

ヒ「ボディーブロー効いてるぅぅぅ(;・∀・)」


男「でもアレだな、臭くない大麻を品種改良すればいい話だ!

 やっぱり大麻は合法のままが良い!」

ヒ「なんで大麻を合法にするの??

 世の中ラリッた人ばっかで危ないじゃん??」

カ「儲かるからに決まってんでしょ。聞くまでもないことなのよ」

男「それもあるがな。国の利益のためだけじゃない。

 これはもう世界の流れとして、止められないことなのだよ!

 それならオレンダが大麻を牛耳って、世界を牛耳る!」

ヒ「おぉ、悪い言葉出てきたぜ(・∀・)

 ボイスレコーダー回しとこっと」

カ「どういうこと?一体」

男「世界は、商業は、快楽に支配されるのだよ。

 まずは時代をさかのぼるが・・・

 君たちはなぜ、酒がヨッパラや世界各国で合法となったか知っているかね?」

カ「だから、儲かるからなんでしょう?」

男「それもそうだが、政府が酒を違法として規制したところで、酒を欲しがる民は不正をしてでも手に入れようとするのだ。

 その腐敗はどんどん広がり、国は荒れた。

 それなら、規制して高値で闇取引されるよりは、解禁して普通に販売されるほうがマシだ。

 闇取引を民がやめられないなら、国が解禁しちまったほうがいいんだよ。

 そうして酒やタバコはすっかり、オレンダの、世界の、市民権を得た。

 同じことよ。大麻も今は賛否両論が飛び交っているが、結局はそれを欲しがる大衆のうねりを止められはしない。

 それなら世界に先駆けて大麻業界をリードしたほうが、得策というものだ。どうせあと数十年もすれば、酒やタバコのように市民に受け入れられているのだからな!」

ヒ「ふーん?(・∀・)」


ミ「大麻も酒やタバコと同じ道をたどるだけだ、という話ね・・・」

カ「そのとおりな気もするわ・・・」

ヒ「でもラリってる人が町に溢れるの嫌なんだよねー(・∀・)

 それが正しいとは思えんぞ!!」

ミ「ヒナのほうが正論だわ!!」

男「では国家は規制して、闇取引が巣くうのを黙って見ていればよいのか?」

ヒ「うーん。それもダメ」

カ「すると・・・」

ヒ「お酒や大麻ガマンできない奴らが滅びるしかなくね?(・∀・)

 そうじゃないとアタシたちがいつかレイプされる!

 女がひどい目に遭うのを、指をくわえて眺めているわけにはいかん!!!

 それに・・・

 アタシがバイトできるようになったら、居酒屋のバイトで酒飲みのゲロ掃除するのイヤだなーΣ( ̄□ ̄|||)」

ミ「ヒナが正論だわ!!!」

男「ではどうするというのだ!

 どうやって民の大麻願望を止める?ムリなハナシだろう!はっはっは!」

ヒ「だから、『コンパニオンのカンナちゃんが大麻キライって言ってたよ』って言いまくればいいんじゃないの(・∀・)」

カ「私の名前は出さないでくれる!」

ミ「ヒナが正論だわ!

 結局、お役人よりも可愛い女の子たちが『お酒もタバコも大麻も嫌い!』って叫び続けるのが、最も効果があるのかもしれない・・・!」

男「それなら勝手にやればいいだろう!」

ヒ「そだね(・∀・)

 地道にやるわ♪ばいばい(・ω・)ノ」


ヒナタたちは宮殿を離れた。

ミ「オレンダの宮殿に掛け合っても、仕方ないんだわ」

カ「じゃぁこの国のために出来ることは?」

ヒ「国民投票でオレンダに投票しないってことだ(・∀・)」

カ「そうね。それくらいしか出来ないのかも」

ヒ「それと・・・

 『カンナちゃんがラリってる男キライだって言ってるよ』って、道ゆくみんなにささやき続けるしかない!」

カ「私の名前を出さないで(ꐦ°᷄д°᷅)」」

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