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エピソード10 『トルコで見つけたドラゴンボール』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2023年3月13日
  • 読了時間: 2分

新市街は、

「ヨーロッパの街並みそのもの」というカンジさ。


僕はこの時はまだヨーロッパに行ったことがなかったから、

中東トルコでヨーロッパの雰囲気まで味わえてしまったのは、

お得だったね♪

行き交うヒトたちも、構えてる店も、

ヨーロピアンなのが多いんだよ。とにかくさ。



僕は、そういう中で、

ジモティが出入りしそうな安食堂を探して、入ってみた。

そういうジモティ向けの大衆食堂を、「ロカンタ」って言うんだ。


ロカンタでは、

店先に、おでん屋のショーケースみたいのが、佇んでる。

20個くらいに仕切られたそれぞれの区画には、

様々な料理が、保温されながら並んでる。


たいていは煮込み料理で、

たいていは、トマトベースの味付けだよ。

トマト系の煮込み料理が得意じゃナイ僕からすると、

20個ほどの料理のうち半分くらいは、ほとんど同じ料理に見える(笑)

トマトベースで、牛肉を煮込んだか、鶏肉を煮込んだか、豆を煮込んだか…


つまり、

トルコ人ってのは、

トマトとパンばっかり摂取してるんだよ(笑)

ロカンタという仕組みは、

初心者でも料理がオーダーしやすくて、便利ではある。

漢字のメニューばかりが並んだ中国の食堂よりも、

メニュー表も何もナイ、トルコのロカンタのほうが、ずーーっと、

自分の好みに合いそうなモノを、的確にチョイス出来るよ。


けれど、これほどまでの「トマト攻め」に遭うと、

よっぽどのトマト好きでもナイ限り、

1週間も経った頃には、ほとほとキツくなってくる…(笑)

食べるモノが、なくなっちゃうんだよ。

ロカンタのトマト煮込みか、

はたまた西洋風レストランのシシカバブ・ランチプレートか…

この2択だと、そうそう長くは続かないさ(笑)


時々、パスタを扱ってる店がある!

そういう時は、有無を言わさずパスタに走るんだけど、

そのパスタも、

ボロネーゼなんだよ(笑)ソリャネーゼ!



トルコ料理は、世界三大料理の1つと言われてるらしい。

「え!?」

と、僕は思っちゃうわ(笑)


日本人にとって、「洋食」と言えば、

ナポリタンとか、ハヤシライスとか、オムライスとか、

オレンジっぽい色した、トマト系の食べ物が中心になるよね。

そういう食を好むヒトたちにとっては、

トルコ料理は天国なのかもしれないけれど。


たださ!

トルコの東のほうで、

ナマのトマトが出てきたときに、チョっと感動しちゃったよ!!

コレが、メチャクチャ美味いのさ!!

日本で食べるのよりも、ずーーーーーーっと甘いんだ♪

気候の違いで味も違ってるんだろうけど、

なるほど!これだけ美味ければ、常食したくもなるよ!

ちなみに、キュウリも美味い♪


『トルコで見つけたドラゴンボール』

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