エピソード2 『お遍路さんの集まる喫茶店』
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- 2023年3月31日
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エピソード2
先ほど紹介した「副業」を、
一つ一つ、具体的にご案内していきましょう。
まず、
インターネット・カフェについて。
これはもう、本当に、
ノートパソコンを一台、カウンターに置いてるだけなのです。
もちろん、ネットは繋がっています。
喫茶店のお客さん方が、
ちょっとした調べ物をされるのに、
お一人辺り、5分くらい使われることが、多いです。
「ミクシィ見てきた」とか、
「時刻表の確認をさせてもらいたい」とか、
そうした、ちょっとしたことが、多いです。
一日の総利用者数は、多くて10人といったところ。
若いお客さんですと、
20分、30分と、パソコンの前に座りっぱなしであることも、あります。
しかし、
他にもパソコンを使われたい方が現れれば、
すぐに、席を譲ってくださいますよ。
マナーが悪くて注意したことは、一度も、ありません。
…お察し頂けているとは思いますが、
特に、料金は頂戴しません。
飲食代に加算したりも、しません。
一体、
私たちが必要で置いているだけのパソコンに、
お客さんがお金を払う道理が、一向に、見当たりません(笑)
時には、飲食もされずに、
「ちょっと、ネットだけ貸してくれ」と仰る方もおられますが、
「どうぞ♪」と、快く、応じています。
つまるところ、
非常に自由であり、非常に開放的です。
都会の方々からすれば、
自由であり、開放的であることは、
トラブルの源と思われるやも、しれません。
しかし、
少なくとも、
私たちは、何のトラブルも、起きていません。
あまりにトラブルが続くようであれば、
何らかの制限を設けることも、検討はするのでしょうけれど、
少なくとも、向こう10年くらいは、
その必要性には迫られないような気が、しています。
私は、
個人食堂や喫茶を食べ歩くのも、一つの趣味なので、
同じようなサービスを行っている店も、何軒か、存じております。
トラブルも無しに、うまく循環している店の特徴は、
「商売っ気の無い店」という共通項に、尽きます。
つまり、
店先に、下品なのぼりや看板、張り紙などを、
だらだらと並べ立てたりは、しないのです。
たいていの店主は、
それらの下品な宣伝の代わりに、花を植えています。
出来合いの花ではなく、
「よく手入れされた花」です。
飲食業の合間に、庭に出て手入れされる姿も、よく、見かけますよ。
それくらいの両立は、難なく可能です。
自ら手入れに勤しむほど、花を愛される方々には、
商売っ気の無い店主が、多いように感じます。
…すると、
必然的に、
「お得!」の看板や煌々としたネオンよりも、植物のほうを愛する、
優しいお客さんが、多く来店してくれます。
私は知っています。
「よく手入れされた花々」は、
番犬よりも、ホーム・セキュリティよりも、
私たちを、守ってくれるのです(笑)
『お遍路さんの集まる喫茶店』



