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エピソード2 『オーボエにまつわるエトセトラ』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2023年4月10日
  • 読了時間: 2分

エピソード2

オーボエと出会って7年目…高校入学と同時に、

私は、

例の、「小さな旅」の切ない音色の正体を、突き止めた!


その音色を奏でたのは、

高校の先輩の、オーボエ奏者の華美さんだった!!


あの切ない音色の正体は、

オーボエでも無ければ、他の楽器でも、無かったのだ!


「めちゃくちゃ上手なオーボエ奏者の、オーボエ」

だったのだ!!



楽器の音色というのは、

ある一定の力量を超越したときに、ガラっと変わる。

どの楽器でも、そうだと思う。

打楽器でも、そうだ。


…いや、

打楽器が、一番解りやすい!



打楽器のヒトたちは、ナメられやすい。

なぜなら、「ただ音を出す」ということであれば、

3歳児でも、出来てしまうからだ(笑)


だから、

よく、青春仲間と、

「バンドでも組もうよー♪」なんてハナシで盛り上がると、

決まって、音楽オンチのヒトが、

「じゃぁ私、マラカスー!」

「じゃぁ私、タンブリンー!」

なんて、言ったりする。


アレは、全国の打楽器奏者たちに、すこぶる失礼だ!!


打楽器奏者たちは、

マラカスやタンブリン、シンバル、バスドラ(大太鼓)、クラベス、トライアングル…

どんな些細な、オモチャ屋さんやお土産屋さんで売ってるようなモノでも、

彼らは、美しい音色を、「奏でる」のだ!!



こんなふうに、

打楽器の音色で、

「ただ、音を出した」音と、「奏でた」音の違いに気付き始める辺りから、

ようやく、音楽というものが、本当のイミで、解りはじめる(笑)

本当のイミで、聴こえはじめる(笑)



今思えば、私は、

中学校までは、「音楽を奏でていた」のではなく、

「音楽のマネ事をしていた」だけなのだ!!


華美先輩の、オーボエの音色を聴いたときに、

「あ!私も、楽器を『奏で』なければ!!」

と、気付くことが出来たのである(笑)


…そうして、

自分の楽器が、ある程度、「奏で」られるようになって、初めて、

打楽器を含め、他の楽器の「奏でた」音色というものが、

解るようになってくるようだった。



(どんな分野も、そうなのだと思うけれど、)

音楽というのは、奥が深いのだ!!

同じ楽曲を聴いていても、

「音楽家」と、「音楽愛好家」では、違う音を聴いている。

同じ音の、違う要素を、聴いている。



この、「違う要素」のことを、科学的に言うならば、

「倍音をキャッチしている」ということになるのだろうけれど、

私は、周波数(倍音というのは、高い周波数のことだ)ウンヌンではなくて、

また、全く別の「何か」を、キャッチしてしまっている気がして、ならない…


『オーボエにまつわるエトセトラ』

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