エピソード20 『トルコで見つけたドラゴンボール』
僕は、エフェス遺跡の入り口と出口をカンチガイしてたらしい。
入り口から出ちゃった。
するとそこには、
町まで連れ帰ってくれるバスは、出ていなかった(笑)
仕方なく、
町まで、歩いて帰ることにしたんだ。
…さらに!
僕は、帰り道の方角を見誤って、迷子になっちゃって、
ずいぶんと、遠回りするハメになっちゃった…
途中で何度も、 ヒッチハイクを試みてみたけど、
珍しい東洋人の旅人を見て、ニヤニヤと笑っているだけで、
誰も、車を停めてはくれなかった…
お腹がペコペコになった僕は、
道端でモモを売っていたおばちゃんから、買って食べることにしたよ。
幾らなのか尋ねると、1リラ(当時は約80円)だと言う。
この国の物価基準から言えば、高すぎる!
「高いよ!ボッタクリだよ!マケてよ!」
とブーブー言っても、
おばちゃんは引かなかった…
他に食べるモノも無いモンだから、
仕方なく、1リラ払う。
すると、
「1つ1リラ」かと思ってたのに、
おばちゃんは、4つか5つも、
僕の手のひらに乗っけた!!
「わーお!
おばちゃん、ゴメンよ!!」
日本以外の国というのは、
たいていどこも、果物が安い。
1ドルも払えば、
山盛りいっぱいの果物が、手に入ってしまう…
だから、僕はよく、
食事やおやつがわりに、果物を買って食べる。
食事が口に合わないときなんかも、大助かりさ♪
迷子だしクタクタだというのに、
僕はあちこち、寄り道をする。
そうした出会いや発見は、
活力を取り戻してくれるんだよ♪
「ホイミ」くらいの威力は、ある!
特に、トルコなんかの場合だと、
「人々をチャイ(紅茶)でもてなす習慣」 がとても根強いから、
彼らの東洋人に対する好奇心を、邪険にせずに応じてあげると、
チャイをご馳走になれるコトが、多いんだ♪
コレが、
「ベホイミ」くらいの威力がある!
田舎町を歩いていると、
仏のような顔をした老人というのを、時々、見かける。
こういうヒトたちは、
ただヘラヘラ笑っているだけで、
ぱっぱらぱーのようにも、見える。
けれども、
奉仕とは何か…真実とは何か…
頭がパンクするほど考え抜いたなら、
「ただ、ヘラヘラ笑っている」
というのが、最も自分や他人に効果的であると、悟る!
巷では、
難しい顔をしている人たちが、みんなから尊敬されているけれど、
そういう人はまだ、答えを見つけては、いないのさ。
彼らは、「求道者」では、ある。
求道者もそれなりにカッコイイけど、
でも、あくまで、「道の途中」だよ。悟り切っては、いないのさ。
300年分も人生修行したなら、
亀仙人のように、なるモンなのさ♪
『トルコで見つけたドラゴンボール』



