エピソード30 『トルコで見つけたドラゴンボール』
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- 2023年3月14日
- 読了時間: 3分
子どもたちの城から離れて、
ウチヒサルの住宅地を歩いてみる。
のんびりしてて、イイ町だよ♪
あっちこっち歩き周って、
気が付いたら、
ギョレメに戻る終バスが、終わっちゃってた!!
トルコは、
夜の8時くらいまで、かなり明るいんだ。
だから、時計も見ずに遊んでると、時間の感覚が狂っちゃう!
強引にヒッチハイクをして、
なんとか、ギョレメの町に戻ってきた。
宿に戻って気が抜けると、
なんだか、吐き気がする…
布団にもぐって横になってみたら、
湿った布団では逆効果だったみたいで、
悪寒もしはじめた…
綺麗な空気を吸おうと、玄関先に飛び出すと、
今度は、手足がシビれて動かない…!!
終いには、
地面に突っ伏したまま、吐いてしまった。
手足はシビれて動かないわ、悪寒と吐き気はヒドいわ、
とにかく、味わったことのナイ症状・苦しみで、
本当に、このまま死ぬかと思った…!!!
僕の異変に気付いた、リチャード・ギア似の宿のオーナーが、
車で病院に運んでくれた。
医者は、診療はそっちのけで、
「インシュランスは持っているか?」
そればっかり、尋ねてきた。
しばらく問答して、
インシュランスというのが保険のコトだと解った。
この頃はまだ、海外保険に加入していたから、
「YES」と答えた。
すると医者は、僕に点滴を施しはじめ、
そのまま一晩、入院することになっちゃった。
しばらくは苦しかったけれど、
薬が効いてきたのか、
やがて、すやすやと眠りに落ちた…
翌朝、目を覚ますと、
手足は動かせるようになっていたけど、
まだ、すいすい歩けるほどでは、なかった。
でも、
リチャード・ギアは、もう居なかった。
宿に電話をしてみると、
とてもとても不機嫌そうだったけれど、
迎えに来ることを、渋々、了解してくれた。
診療代の清算をすると、
300ドル以上も掛かっていた。
もしものために、
クレジットカードを持っていて、助かった!
(普段は、カードは使わない)
リチャード・ギアの車に乗って、宿へと戻る。
通常なら、30分くらいで着くはずだった。
けれど、
途中で車が故障して、
ガソリン・スタンドで立ち往生しちゃった。
リチャード・ギアは、
「全部オマエのせいだからな!」
と、ぷんぷん怒った。
そして、
「タクシー代として、20ドル払え!」
と言い放ってきた。
僕は、何も言わずに、それに応じた。
その日は、宿で一日、眠り続けた。
ただ、洞窟部屋はもうコリゴリだったから、
普通の部屋に変えてもらった。
この日は、
海外放浪を始めて以来、
最もテンションの低い一日だったろうなぁ。
唯一の救いは、
同じ宿に泊まっていた外国人旅行者たちが、
とても良いヒトたちだったコトだよ。
『トルコで見つけたドラゴンボール』



