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エピソード35 『トルコで見つけたドラゴンボール』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2023年3月13日
  • 読了時間: 2分

イスタンブールに戻ってきてから、計3日ほど養生して、

僕の体力は、ようやく戻ってきた。


そして、僕の心が出した答えは、


「さすらいたい!」


というものだった。



スケジュールは大幅に変更して、

とりあえず、東の大都市・エルズルムへ、

飛行機で一気に飛ぶことにしたよ。

エルズルムは、

夜行バスではたどり着けない距離にあるけれど、

飛行機なら、2時間で着けちゃう。



イスタンブールで出会う人々に、

「次は東に飛ぼうと思っている」と話すと、

決まって、同じような返事が返ってきた。


「東なんて止めておけよ!

 どうしても行くっていうなら、

 クルド人には、じゅうぶん気を付けることだ。

 ヤツらは、バカで野蛮だからね!」


僕は、少し不安になった…。



エルズルム行きの飛行機に乗ると、

隣り合わせになったのは、

その、東の民・クルド人の男性だった!

若いけれど、大学教授をしているそうで、

難しい英語をたくさん知っていた。


けれど、彼は、

僕の語学力に合わせて、 一生懸命、

易しい表現方法を探し、ゆっくりしゃべってくれた。


彼は、教授の名に恥じず、

知的好奇心が旺盛で、日本のコトをたくさん知りたがった。

そして、トルコのコトを何でも教えてくれた。



…僕が初めて出会ったクルド人は、

バカでもなければ野蛮でもなく、

むしろ、その正反対だった!!


『トルコで見つけたドラゴンボール』

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