エピソード37 『首長の村の掟 -真実の物語-』
- ・
- 2023年3月12日
- 読了時間: 2分
車はやがて、
砂利道に入った。
「STOP」と書かれた遮断機の前に着くと、
守衛のような男性が、
ドライバーの身分証か何かを、確認していた。
すぐに、バーは上げられた。
しかし、
遮断機を越えた辺りで、車は停まった。
「ここからは、歩いて見て周りな」と、言われた。
僕らは、砂利道を歩き始めた。
ワクワク、ソワソワしてきた!
僕にとっては、この村が、メイン・イベントのつもりだったのだ!
子どもの頃に憧れた、不思議な民族に、出会えるのだ!!
まずは、
細く長い通路を通った。200メートルはある。
集落は、その奥にあるらしいのだ。
しかし、
この通路にも、
延々と、土産物屋台が並んでいて、
僕は、速攻で、げんなりしてしまった…
今までに訪れた、少数民族の集落の中で、
圧倒的に、ダントツに、商業主義的だった。酷かった。
ほぼ最初のほうの、ある屋台の前に、
早速、首に輪っかを着けた若い女性が、腰掛けていた。
可愛い!!
恐ろしく可愛い顔立ちをいている。
「メアリーミー?(結婚してくれる?)」ジョークを飛ばすと、
「ソーリー。私は既婚者なのよ(笑)」
と、愛想良く笑っていた。
他の集落の民族と比べて、
圧倒的に愛想が良く、観光客馴れしていた。
…それと、
なんでも、
青いシャツを着ている人は既婚者で、
白いシャツを着ている人は、未婚者であるらしい。
一体、
タレント並に可愛い女の子が、
なぜ、こんなところに居るのだ!?
村一番の美人だから、看板娘として、
村の入り口に「配置」されているのだろうか!?
『首長の村の掟 -真実の物語-』



