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エピソード38 『トルコで見つけたドラゴンボール』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2023年3月13日
  • 読了時間: 1分

僕は、自分が今、エルズルムのどこに居るのか、

よくわからなかった。

テキトーに歩いて、宿を探した。


あんまり、安い宿は見つからなかった。

…そもそも、

エルズルムまで足を伸ばす旅行者は、ほとんど居ないから、

宿の数自体、少ないようなんだ。

オマケに、

外国人旅行者に慣れてナイから、

宿のフロント・スタッフと言えども、 英語がさっぱり通じなかった!

それによって、

翌日、中央バス・ターミナルに行くのに、

とっっっっっても苦労することになる(笑)



…地方を旅してると、

ときどき、こういうことがあるよ。

英語がゼンゼン通じないのさ!

数字すら英語で通じなかったりすると、軽く青ざめるね(笑)

それが、宿やバスともなると、

1つのミスが、大きな痛手に発展するしねぇ!

でも、フシギなモンでさ?

そういう事態に出くわしたときのほうが、

「あー!旅してるなー♪」

ってワクワクしちゃったりするんだよ(笑)



とりあえず、

寝床を確保出来て安心したから、

夕暮れ間近の町を、散歩することにしたよ。


「東の大都市」のハズなのに、

大通り以外は、かなり貧しい町だった。

路地裏の風景は、

テレビで見たことのある、戦後の日本みたいだった。


『トルコで見つけたドラゴンボール』

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