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エピソード42 『トルコで見つけたドラゴンボール』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2023年3月13日
  • 読了時間: 2分

よく、ミュージシャンのPVなんか見てると、

こういう村の人々が、映ってたりする。

または、

恵まれない子供たちへの募金をつのるポスターには、

こういう村の子供たちが、映っていたりする。


ああいうのはぜんぶ、「ヤラセ」なんだな(笑)


ディレクターの思惑通りに、

水浴びなんかさせたり、乳児を抱っこしてもらったり、

何度も何度も、ポーズを決めてもらったりする。

化粧をして、レフ板で光を当てる。


村人たちは、高い報酬をもらえるから、

イヤな顔せずに、それに応じる…



僕は、そういう「作られた写真」は好きじゃナイから、

旅先で、偶然に目にしたモノだけを、パチリと切り取る。


逆光なら逆光で、それはしょうがない。

「ちょっと、こっち側に移動して、

 同じポーズしてくれない?」

なんてコトは、言ったりしないんだ。


真実を偽ってまでして、クライアントのニーズに応じるのは、

僕の性に合わないから、

商業カメラマンには、なれないだろうね(笑)



自分で言うのもナンだけど、

僕の写真は、割りと評判がイイ。

けれども、

僕は、「旅をするカメラマン」ではなくて、

「カメラを持つ、旅人」なんだ。

僕の写真は、

ただ、「旅人の日常」を、切り取っているだけなんだ。

そして、「現地人の日常」を、切り取ってるだけなんだ。


僕は、誰のニーズにも、迎合しない。


『トルコで見つけたドラゴンボール』

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