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エピソード5 『大家族』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2023年4月4日
  • 読了時間: 2分

エピソード5

ミユも6歳になれば、小学校に上がる。

それこそ最初は、私立のお嬢様学校に通っていた。


しかし、ミユは学校にはなじめなかった。

勉強というものを、なぜみんなで一斉にやるのか、ミユには理解できなかった。

ミユは家庭で、もっと自由に楽しくマイペースに、多くを学んでいたからだ。

また、校庭の奥の藪に白川郷の面影を見、同じように冒険しようとしても、

誰一人、ミユの冒険についてきてくれる子はいなかった。


マユは最初、ミユを地元の公立学校に転入させた。

しかし、それでもあまり変わらなかった。


ミユは、友達というものをどうやって作ればよいのか、

よくわからなくなってしまった。


マユは、ミユにこういうアイデアを授けた。

「アロマテラピーの話をしてごらんなさい。

 アロマを好きだっていう子は、きっとミユとも気が合うわ。」

「どうして?」

ミユは尋ねた。

「アロマテラピーは植物のエキスでしょう?

 ということは、アロマが好きな人は、草花が大好きなのよ。

 美容にも気を遣うし、可愛らしいものが大好きだけど、

 それでいて自然も愛しているはずよ。

 そういう子なら、きっとミユも仲良しになれるわ。」

「マッサージが好きだし?」

「そうそう!それもあるわね。

 アロマテラピーはマッサージが主だから、

 アロマ好きな人は、他人に尽くしてあげることも好きなはずよ。」


だからミユは、

交流館で、るなとすぐに仲良しになったのだ。

るなもまた、母親の影響により、

献身的な性格をしていて、アロマテラピーを愛していて、自然を苦にしない。


『大家族』

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