エピソード7 『虚像のバンドマン』
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- 2023年4月5日
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エピソード7
「AKBとか、どうなのよ!?バンドより多いじゃんよ!」
って疑問が、挙がると思う。
あれはまた、別のカラクリがある。
アイドルっていうのは、
「アーティスト」としては、尊重されていないことが、多い。
まぁ、商品力が上がれば、手のひらがひっくり返るようだけど。
弁当やなんかは、もちろん、一人ひとりに支給されるが、
ギャラは、「1グループにつき、幾ら」という計算に、なる。
例えば、
同じ音楽番組で、
前座を務めるAKBは、1グループで、50万円としよう。
まぁ、実際、その辺が相場だろうと思う。
あれ、メンバーは何人居るんだ?
選抜されてるヤツだけだと、10人くらいか?良く知らねぇ。
仮に、10人としよう。
であれば、一人頭のギャラは、5万円だ。
まぁ、女子高生のギャラとしては、悪く無ぇだろう。
(だから、彼女たちは、コロっと騙されるんだよ)
その音楽番組で、トリを務める浜崎あゆみは、
1人で、200万くらいだろう、多分。
もう、市場価値は落ちたかもしれない。
今現在、CDの売り上げ力で言えば、
AKBのほうが、数段上だろう。
けれども、
一人頭のギャラは、
ソロである浜崎あゆみのほうが、何十倍も、上なんだよ。
番組制作者側からすれば、
出演者一人ひとりの取り分なんて、どうでも良いんだよ。
率が取れれば、良いんだ。
…あとは、
ある程度の、バランスだな。方向性のバランスだよ。
率が取れるとしても、アイドルばっかり並べると、クレームになる。
で、
「率」ってことを考えるならば、
10人もの「ひらひらスカート」のほうが、
一人の大物歌姫より、分が良いんだ。
すると、
番組制作者側は、大所帯のアイドル・グループを、
たいそう歓迎するんだよ。
それを解ってるから、
つんくとか、秋元康とかは、大所帯のグループを、作りたがる。
いや、
バンドも、グループ単位でギャラが出てることは同じなんだけど、
番組制作者側は、バンドとなると、アイドルと同じ粗雑な扱いは、出来ない。
一人頭5万の計算で、ギャラを支払うことは、出来ないんだよ。
すると、
バンド全体に100万払うだけの商業価値があるバンドだけを、
選りすぐるように、なる。
だから、
若手のペーペーは、出て来れないんだよ。
そういう若手のペーペーを出す場合は、
「別枠」として、格安のギャラでも了承するヤツらだけを、呼ぶんだ。
だから、
ゆずが出て来た頃に、すでに一流アーティストの仲間入りをしてたバンドだけが、
今でも、テレビに出てくることが、出来るんだ。
『虚像のバンドマン』



