エピソード8 『無人のお祭り』
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- 2023年4月12日
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エピソード8
宿のマスターは、ノブさんということにしよう。
本当の名前やあだ名は、伏せるよ。
ノブさんは、まず、
宿の設備を一通り、案内してくれた。
宿の中心は、
天井の高い、ログハウスばりの、30畳ほどのLDK!
片隅は座卓スペースになってて、家さながらにくつろげる。
100インチくらいの大きなテレビがあって、
客が自由に使える共用のノートパソコンがある。
厳密に言うと、
「ノブさんのノートパソコンを、客にも自由に開放している」
ってカンジさ!
「自分のメイン・パソコンを他者に自由に使わせる」
って、実は相当難しいよ!?
プライベートなデータを見られちゃうワケだし、
壊されちゃうかもしれないし…
ノブさんは、自分のプライバシーを見られることを、
まるで恐れちゃいないんだよ!
それに、壊される可能性にも、恐れを感じていない!
キッチンは、カウンター・キッチンになっていて、
とても大きく取られている。
これは、宿泊客にキッチンを開放するつもりで造ったからさ♪
まぁ、キッチンを開放するゲストハウスは、珍しくナイけども。
上等な冷蔵庫が2つもあって、
それを中心に、キッチン周りはとても充実しているようだった。
軽く、飲食店が経営出来そうなほどさ。
リビングには、ハシゴのような階段があって、
それは、屋根裏部屋みたいなところに続いてるんだ!
デッド・スペースを、上手く活用したんだろうね♪
秘密基地みたいな雰囲気がある。
賢くて、且つ、遊び心のあるヒトなんだよ♪
屋根裏部屋には天窓があって、
そこから、月がバッチリ見えたりするらしい。
ここで一晩過ごす客も、居るらしい。
ノブさん自身も、ここで過ごすことが多いらしい。
ハシゴの横壁は、
大きな本棚になっていた。
旅関連の本を中心に、およそ300冊くらいは並んでいたかなぁ。
この本を手にとって、そのまま秘密基地に登り、
優雅な読書タイムなんて、エンジョイするんだよ♪
本棚の背表紙をざっと眺める限り、
ノブさんは、「スピリチュアリスト」ではなさそうだ。
けれども、このヒトは、
そこらの霊能者たちよりもずっと、
「宇宙の真理」を悟っているよ(笑)
洞察力の強いヒトなんだね。
多分、「オールドソウル」だよ。
『無人のお祭り』



