エピソード9 『首長の村の掟 -真実の物語-』
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- 2023年3月12日
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彼らは、やがて、輪を崩し、
火の点いたロウソクを、輪の中央に、丸く並べた。
100本以上のロウソクが、テキトウに、置かれていった。
ロウソクを置く作業にだけ、新たに加わる欧米人も、居た。
面白いことが起こった…!!
彼らが、無秩序に並べたはずのロウソクは、
結果的に、ハートのような形を、形成していたのだ!!
「人間の集合無意識」
というのは、恐ろしく、また、崇高だ!!
最後に、ロウソクの輪の中央に、
プラカードが全て、投げ打たれた。
誰かが、プラカードの1つに火を移すと、
瞬く間に、反戦標語は燃え盛り、
即席のキャンプファイヤーとなった。
タイ人を中心とした人々は、
再び輪になり、手を繋いだ。
一部の人間の主導で、美しい歌が奏でられた。
よくわからないが、英語では、あったようだ。
賛美歌や宗教歌の類では、無さそうだ。
無数の星が瞬く、チェンマイの夜空に、
燃え尽きた反戦標語と、彼らの優しい歌声が、
悠々と、溶け込んでいった…
日本は、「世界一平和な国」と、よく言われる。
けれども、
こんなにも美しく、平和的なデモを、
日本ではなく、タイの田舎町でお目に掛かるとは、
夢にも思わなかった…!!
『首長の村の掟 -真実の物語-』



