31 星砂って知ってますか!?
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- 2023年3月3日
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31 星砂って知ってますか!?
「あ、あ、あの、星砂って知ってますか!?」
…今思えば、
もう少しライトな話題から入れば良かった…(笑)
彼は、何のためらいも無しに、応答してくれた。
「星砂!?『星の砂』の星砂のことですか?」
彼は、明らかに年下と解る私に対して、
丁寧な敬語で、応答してくれた!
「は、はい!
星の砂です。ビーチにあるヤツです。」
「うん。知ってるけど…。
別に、専門知識は、ナイですよ?」
「はい!いえ!
専門的な質問では、なくて…
星砂が拾えそうなビーチを、知っているませんか!?」
…なんだかヘンな日本語になってしまったけど、どうしようもナイ。
「んーーと。
僕が知ってる限りだと、
久高(くだか)、竹富、西表の、3つの島かなぁ。」
「えー!!
石垣島は、星砂、ナイんですか!?」
「んー。石垣にもあるのかもしれないですけど、
僕は、詳しくは知らないんですよ。いつも経由点にしちゃうから…。」
「どうしよう…。
石垣で、地道に星砂ビーチを探すのは、無謀ですかねぇ…?」
「どうだろうなぁ。ジモティや観光業者に聞けば、
案外すぐに、見つかるかもしれないけど…。
石垣の星砂じゃないと、ダメなんですか?」
「いえ!そういうワケじゃナイんですけど、
他の島に行く飛行機は、買えそうもナイから…。」
「そういうことかぁ。
だったら、竹富に行けば、いいんじゃないですか?
…あ、『竹富島』っていう、小さな島ね。
それなら、石垣の離島桟橋から、フェリーで簡単に行けるけど…」
「ホントですか!?
すみません!
私、石垣のことも、旅のことも、ゼンゼン知らなくて…」
「う、うん。そのようだねぇ(笑)」
「え!?なんで、解っちゃうんですか!?」
「…いやぁ、
みんな解っちゃってると思うなぁ、この辺の席の人は…(笑)
キミ、さっき、
音楽聞こうとして、あーだこーだ苦戦してたでしょ?
『飛行機が初めてなんだなぁ』
って、すぐに解っちゃったよ(笑)
それを見て、
『助けてあげようか』って、よっぽど思ったんだけど、
日本人の女の子は、旅先で知らない男に声掛けられると、
不快になっちゃう子も、多いからねぇ…
…だから、
『ヘルプを求められたら、その時に助けてあげればいいや』
って、シラン顔してたの。」
「…で、ですよねぇ…!
実は私、
今朝、突発的に、石垣島に飛んできちゃったんです!
だから、石垣島のことも、なーんにも知らなくて…」
私は、
飛行機搭乗に至るてん末を、かいつまんで彼に話した。
空に漂う無数のキラキラや、「天使のカンニング」のことは、
伏せておいたけど…
『星砂の招待状 -True Love-』



