45 「ゲストハウス」って何だ?
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- 2023年3月11日
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45 「ゲストハウス」って何だ?
僕らを乗せた車は、
更に1回の休憩を挟んで、
とても大きな市街地へと、入っていった!
カンボジアの首都、プノンペンさ。
プノンペンは、ホーチミンと同じ程度の栄え具合だけれど、
ホーチミンほど派手だったりはしなくて、
こざっぱりとしているカンジなんだよね。
車は、ある1軒の大きなゲストハウスの前で、停まった。
…「ゲストハウス」ってコトバ、まだ説明してなかったなぁ!
ゲストハウスは、
東南アジアを貧乏放浪する上で、絶対に欠かせないパーツだよ♪
コレは、いわゆる「安宿」のことで、
シングルやダブルルームなどの他に、
ドミトリー(相部屋)を備えていることが、多いんだ。
ドミトリーでは、
大きな部屋の中に、4~8台くらいのベッドが並んでて、
見知らぬ旅行者同士が、同じ部屋を、シェアし合うんだよ♪
ベッド以外の空間は、ほとんどが共有スペースなので、
ワガママっ子や一人っ子には、キツいかもしれないなぁ(笑)
でも、共有空間が多いということは、
その分、値段も安いんだよね♪
…えーっと、
そもそも、
「ゲストハウス」って形態の宿自体、
宿泊料金が、メチャクチャ安い!!!
昨日僕、ホーチミンの安宿街で、
「2ドル!」「3ドル!」「4ドル!」なんて、
声を掛けられていただろう?
…まさに、これくらいの値段が、相場なんだよ(笑)
(東南アジア辺りでは、ね。)
んで、部屋の設備はと言えば、
僕がカトちゃんに案内された、10ドルの宿、覚えてる?
あの部屋から、テレビとエアコンを抜いたようなカンジさ♪
とは言え、
テレビは、在ったって、言葉がワカンナイから要らないし、
共有ラウンジに行けば、1つや2つは、在る。
エアコンは、無くても、扇風機くらいは付いてるから、
それで充分、事足りてしまう(笑)
だから、
東南アジアを貧乏放浪する旅人たち(いわゆるバックパッカー)は、
か弱い女の子も含めて、
こうした「ゲストハウス」を泊まり歩くのが、一般的だよ♪
また、女の子たちのために、
女性専用のドミトリー・ルームを備えてる宿も、多いよ♪
宿泊費なんて、3ドルくらいで済んじゃうのさ。
日本人の女の子は、シャイなコが多いので、
男女別のドミトリー・ルームを好む傾向が、強い。
けれども、
欧米人のバックパッカーの女の子だと、
かなり華奢で乙女チックなコでも、
平気で、男女混合のドミトリーに泊まってたり、するよ♪
んで、何のためらいもなく、
自分のベッドの手すりに、パンツを干してたり、するんだよ(笑)
「ドミトリーで男性旅行者から性的暴行を受けた」なんてハナシは、
実際のところ、1つも聞いたコト無いなぁ。
宿泊受付の際に、パスポート番号を書き込んだりするから、
犯罪を起こすような男のコは、そうそう、居ないよ(笑)
…ただ、
同じ宿に泊まった男性に「セックスしないか?」と口説かれたってハナシなら、
幾つか、聞いたことはあるなぁ。
そういうケースでも、
「丁重にお断り」したなら、しつこく言い寄ってきたりは、しなくなるようだね♪
「宿の男性スタッフに口説かれる」というハナシが、
ガイドブックに載っていることが多いけれど、
実際に、スタッフに口説かれた女の子のハナシは、
1コも、聞いたコトがナイなぁ。
…20年くらい昔なら、そういうコトも遭ったろうけど、
今は、情報化社会だからねぇ。
宿の評判を落とすようなマネをしてしまうと、イッキにネットで広がってしまうし、
ガイドブックからも、名前が消されてしまうんだよね。
どの宿も、そういうコトは避けたいから、
あからさまな不祥事を起こす宿は、そうそう、ナイよ♪
だから、日本人の女のコでも、旅慣れているなら、
「実際のところ、安全だ」という事実に気付いて、
平気で、男女混合のドミトリーに泊まっているし、
他の旅行者の前でパンツを干したり、しているよ♪
…結局、「自分の心掛け次第」なのさ(笑)
…ちょっとハナシを戻すけどさ?
つまり、
カトちゃんに紹介された、10ドルの宿も、
まだこの値段でさえ、「ボッタクリ」なんだよ(笑)
あの辺の地域の相場だったら、
エアコンやテレビが付いていても、5~6ドルがイイトコさ!
すると、
エアコンやテレビのナイ部屋なら、
たいてい、3ドルもあればシングルに泊まれるし、
4ドルも払えば、朝食が付いてくるよ♪
ちなみに、
カンボジアの首都・プノンペンの安宿相場も、
だいたい、オンナジくらいなモンさ♪
ここプノンペンで、僕が連れていかれた宿は、
ツアー会社と提携しているため、かなり規模が大きかった。
でも、ゲストハウスはゲストハウスだから、
やっぱり、2ドルでシングルに泊まれちゃった♪
エアコンは無かったけれど、テレビは付いてたし、
部屋の広さや清潔さも、申し分なく、
扇風機はあるし、シャワーも兼用ではなく、室内に在った♪
オマケに、
スタッフの対応が、とても好感の持てるモノだった♪
僕が宿に着いたのは、夕方の6時頃だった。
僕は、リュックを部屋に置くと、夕食を食べに出掛けた。
その宿は、1階が、大きな食堂になっていたよ。宿が食堂を併設していることは、多いよ♪
カンボジアは、
あんまり、食事の美味しい国では、ナイんだなぁ。
とは言え、
安食堂で安価に食べられるメニューは、
日本人の食の好みに、かなり、合ってると思うよ♪
たいてい、どこの安食堂も、
フライド・ライス(チャーハン)やフライド・ヌードル(焼きそば)が、主力メニューだった。
具の中身を、ポークだのチキンだのシュリンプだのに変えることで、
メニューの幅を広げているだけだった(笑)
フライド・ヌードルは、
厳密に言うと、「焼きそば」というよりも、「焼きラーメン」だなぁ。
麺が、カップヌードルのようなタイプのモノなんだよ。
この、
フライド・ライスやフライド・ヌードルが、「口に合わない!」と言うヒトは、
日本人には、まず、存在しないと思う。
…エビがキライなのに、間違って、シュリンプ入りを注文したり、
しない限りは、ね(笑)
…僕、シュリンプがエビのことだって知らなかったから、
まんまと、やらかしたけどね(笑)
…ただ、
あんまりにも、どこの安食堂も同じようなメニューだから、
滞在期間が長くなるに連れて、
飽きて、辛くなってくるだろうなぁ(笑)
…まぁ、「食事に飽きてくる」ってのは、
どこの国を旅してても、起こることなんだけどさ。
…そう!
再び、「ゲストハウス総論」に戻ってイイかな?
ゲストハウスという宿形態の、特色の中には、
「自炊のために、キッチンを開放している宿も多い」
ってのが、挙げられるんだ♪
長期放浪者は、食事のマンネリ化や食費節約のために、
「自炊OK」のゲストハウスを、積極的に選ぶヒトが、多いよ。
男の子でも、
スパゲティやサラダくらいは、ちゃちゃっと作って、食べてるよ♪
…自炊が出来るか出来ないかで、
長期放浪者の食費は、ずいぶんと、差が出てくるさ!
ちなみに、
1~2日で次の町に移ってしまうなら、
自炊の食材を買い込むと、かえって不便が増えてしまうのだけれど、
3~4日くらい1つの宿に留まるなら、
「自炊をメイン」で考えたほうが、イイだろうね♪
たいていの食材は、
3~4日もあれば使い切れるから、
「大根を抱えたまんま、次の町に…」
なんてコトは、起こりにくいよ(笑)
また、残った食材は、
宿で仲良くなった他の旅行者に、あげてしまうのも、イイね♪
調味料なんかは、
あらかた、宿に備え付けてあるしね♪
…ゲストハウスに関するハナシ、
もうチョイ、続けてもイイ?
さっきも書いたけれど、
ゲストハウスは、
個人の空間や家具が、ほとんどナイ。
コレは、逆に言うと、
「他の旅人と交流する機会が、格段に増える!」
ってコトなのさ♪♪
受付カウンター前の、共有ラウンジなんかには、
いっつも、大勢の旅人が、たむろしてる♪
そこには、
ガイドブックがたくさん並んでいたり、
テレビや共有のパソコンが置いてあったり、
近隣のツアー情報が貼られていたり、
「情報ノート」が、置いてあったり、する♪
近年は、Wi-Fi環境が整ってる安宿も多くて、
自前のノートパソコンを抱えて、
ラウンジで、SNSやブログを更新したりしてるヒトも、多いよ。
初めて着いた町の情報は、
ツアー会社にお金を出して聞くよりも、
旅人たちの「ナマの声」のほうが、ずーーーーーっと参考になるよ(笑)
彼らは、
観光名所にせよ、食事にせよ、何にせよ、
素晴らしいモノは、ストレートに賛辞するし、
ツマンナイモノは、容赦なく、コケ下ろす(笑)
「あぁ、あの有名なモニュメントなら、
期待ハズレだから、行かないほうがイイよ(笑)」
といった具合に、
商業者とは違う、「旅人の視点」から、
観光情報を提供してくれるのさ♪
…んで、
2~3日もソコに滞在していると、
今度は、自分が、
「ナマの観光情報」を、伝える側に、回るのさ♪
または、
旅人によって、さすらうルートが様々だから、
北から来たヒトと、南から来たヒトとが、
互いに、昨日見てきた町のことを教え合ったりするのも、
とっても、有意義なんだ♪
こういうふうに、
旅先での人々との交流から、
次の行き先を決めたり、変更していったり、
更には、意気投合して、しばらく行動を共にしたりするコトなんかは、
ホントに、「実写版RPGってカンジだなぁ」って、楽しくなるよ♪♪
…ゲストハウスの最大の魅力って、
この、「ラウンジでの交流」にあると言っても、
過言じゃナイのさ!!!
「旅人」って人種は、
たいていのコトを自分で行う「自立心」と、
なんでもチャレンジする「勇気」や「好奇心」と、
どんな国のヒトでも愛する「博愛心」と、
困ったヒトに手を差し伸べる「奉仕心」と、
面白オカシイ旅のエピソードと…
とにかく、様々な魅力を持ち併せていて、
優れた人格(総合力)を持っているヒトが、多いのさ♪
そんな彼らとの交流は、必然的に、
とても楽しく、有意義なモノになっちゃう!!!
「私は英語がニガテだからなぁ…」
って、心配しちゃうかい?
だいじょうぶ♪
世界各国のバックパッカーたちは、
「日本人ってのは、英語がヘタクソだ」ってことを、
よーーーく、わきまえてくれてる(笑)
だから、
マンツーマンの会話であれば、
コッチの英語力に合わせて、上手く、アジャストしてくれるよ♪
そして、
非常に多くの国のバックパッカーが、
日本に関心が高かったり、日本人に親しみを持ってくれてる♪
だから、
その宿に日本人が居ないとしても、
「寂しい」とか、「ツマンナイ」って感じることは、まず、ナイだろうね♪
『永遠の楽園』



