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47 水上バスからの眺め

  • 執筆者の写真: ・
  • 2023年3月11日
  • 読了時間: 3分

47 水上バスからの眺め

 翌朝は、5時半頃に、飛び起きた。

 そして、部屋に干していた洗濯物を取り込むと、すぐさまチェックアウトを済ませて、

シェムリアップ行きのバスに、乗り込んだ。

 …いや!

バスは、シェムリアップまでではなく、

すぐ近くの「水上ボート乗り場」に停まった。


 僕は、例の、「コケシのお姉さん」のところで、

「水上ボートでシェムリアップまで行くルート」を、選んでみたのさ♪

 値段は、バスの3倍くらいも高かったけれど、

それにしたって、20ドルばかしさ♪



 水上バスは、

僕の期待に、十二分に、応えてくれた!!!

 このルートは、

大きな川を、高速の水上バスで北上していくのだけれど、

この水上バス、デンジャーで、キモチイイんだ♪


 …「バス」と言っても、

いわゆるところの、「エンジン付きフェリー」で、

風を切りやすいように、やたらと細長い船体をしていた。

 モチロン、室内客席もあるんだけれど、

その室内席の側面や屋根には、

旅行者が自由に移動したり、くつろいだりしたりするスペースが、ある。

 …いや!

屋根のほうには、「充分なスペース」があるのだけれど、

側面のほうは、「幅30センチくらいの通路」しか、無かった!!!


 …その、幅30センチの通路の外側は…

モチロン、大河に真っ逆さまさ…!!!(笑)

 

 通路の内側には、手すりが付いてはいるのだけれど、

自足100キロ以上もの超スピードで走るフェリーの上で、

強風に煽られながら、この幅30センチの通路を渡るのは、

デンジャー極まり無かった!!!

 コレが日本だったら、

安全性の面から、大問題になって、すぐに廃止されてしまうだろうさ…


 …でも、

発展途上国ってのは、

そういうトコが、とっても、ラフなんだ(笑)

安全なスペースも用意しておくけど、

デンジャーな環境も、野放しにしておく(笑)

旅行者たちは、「自己責任」のもとで、

そういうデンジャーな場所を、楽しもうとするのさ♪



 綱渡りさながらの通路を、ウロウロしながら、

川岸の風景を眺めるのは、楽しかった♪


 川岸には、

高床式の木造家屋が、延々と、並んでいた♪

僕がヨダレを垂らして喜ぶ、ネイティブな風景だった♪♪

 川の浅瀬では、

その家屋の住民たちが、

洗濯をしたり、野菜を冷やしたり、釣りをしたり、遊んだりしていた♪

 多くの子どもたちが、

高速フェリーが通るのに合わせて、

大きな笑い声を上げて、手を振ってくれた♪

 僕は、次々と、100人の子どもたちと手を振り合っても、

まだまだ、飽き足らなかった!!



自然と溶け合いながら暮らす人たちは、

どこの地域だって、イキイキしている!!!

彼らは、自然を、「恐怖」には感じていないようだった♪


 川が洪水になるのを知った上で、

それでも彼らは、川岸に暮らすのさ♪

 わざわざ高床式の家をこさえてでも、住む魅力が、

そこには、あるのだろうさ♪


お国に、コンクリートの堤防を造ってもらったりしなくても、

彼らは、キケンと隣り合わせの川岸で、

自力で、たくましく、生活している。

彼らは、日本人よりもずーっと、

「賢く、知恵がある」と感じるよ。

「自立」していて、「たくましい」んだ。


 …更に面白いのが、

そうした高床式住居のほとんどには、

屋根に、パラボナアンテナが付いてるってコトなんだ♪

 つまり、

彼らは、電気を使っているし、テレビも見てるのさ♪

大自然と調和した、原始的な生活と、

便利なハイテク生活とを、

ものの見事に、共存させている!!



 2時間ばかしも、爽快な風に吹かれて景色を眺めた後は、

屋根の上に行って、

大の字に寝転がって、昼寝していた(笑)


 この、4時間ほどのフェリー移動は、

観光やアトラクションをも兼ね備えた、

すさまじく効率的な、移動時間になったよ♪♪


『永遠の楽園』

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