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5 尽くす相手は選ぶこと 『トモコのセキララ恋愛講座』

  • 執筆者の写真: ・
  • 2023年3月25日
  • 読了時間: 3分

5 尽くす相手は選ぶこと

次に来たのは、

チアキちゃんのお姉ちゃんだったわ。

…「次」に来たわけじゃないんだけど、

ハナシをわかりやすく繋げたいから、「次」ってコトにしといて♪


「トモコさん、はじめまして!

 チアキの姉です!麗子です!」

「ほほ~!

 コレまた、破天荒なチアキ嬢からは想像もつかないような、

 よく出来たお姉さまですこと!

 そんなにシッカリ者なら、恋愛にも困らないんじゃなくて?」

「そ、それが…

 ねぇ、トモコさん?女が尽くせば、恋愛はうまくいくんじゃないんですか?」

「…つまり、麗子ちゃんは尽くすタイプの女の子なのね?

 それで、尽くしても尽くしても逃げられる、と…?」

この頃になると、私は、

簡単なカルテのようなものを書くようになっていた。

なぁに、大層なものじゃナイのよ。メモ書きよ、メモ書き。


「いえ、そうじゃないんです。

 逃げられるっていうよりは、逆に、しがみつかれるっていうか…」

「あらー!イイじゃない♪

 愛されてるんでしょ?何が悩むことあるのよ?」

「愛されてる…んでしょうか?

 競馬代が足りないからってお金を私にせがむのは、『愛』??」

「アチャー!

 それは『愛』なんかじゃナイわぁ。

 いわゆる、『だめんず』に引っかかっちゃったってワケねぇ。


「ダメンズ?あぁ、はぁ。周りはみんな、そう言うんですけど…

 でも、ダメンズなんかじゃないんですよ?だって…

「セックスが上手い!でしょ?」

「!?なんでわかったんですか!?」

「そりゃぁ察しは付くわよぉ。

 だめんずっていうのは、たいてい、そうなんじゃない?

 生活力が無かったりウソツキだったりするけど、

 セックスの魅力がズ抜けてんのよぉ。

 だめんずの愚痴ばっかりこぼしてるコたちってのはさ、

 セックスの魅力に吸い込まれて付き合ったクセに、

 それ以外の欠点つっついて、モンクばっかり言ってるんじゃない?

 『セックスだけはスゴくイイ』っていうことを、愚痴り友達には伏せたまま、ね。」

「ギクー!!

 トモコさん、占い師かなにかですか?霊能者 !?」

「あははははは!

 占いでもなければ霊感でもナイわよぉ!

 仲間内の恋愛を観察してれば、それなりに学習するわよぉ。40にもなれば、ね。」

そうです。私も御年41歳!まだまだ若いつもりよー!



「それでつまり、

 尽くしても尽くしても、虚しく浪費されちゃうってワケね?

 オマケに、浮気もされちゃうと?」

「はぁあ…。ぜーんぶ正解です。浮気性でもあるんです、彼。」

「つまり、性格サイアクのオトコなんでしょ?

 それなのに付き合い続けちゃう。

 なぜなら、セックスがスゴくイイから…」

「はい…」

「それって、中毒よぉ!

 麗子ちゃんあなた、彼のセックスに中毒してんのよ!

 彼はギャンブルに中毒してて、

 アナタはセックスに中毒してんの。

 彼はギャンブルに全財産つぎこんで、

 アナタはセックスに、全財産つぎこんでんのよー。

 つまり、中毒者同士でオアイコなのねぇー。」


「私、セックス中毒なんですか!?」

「そうよー。そうだと思うわ。

 セックスすること自体は、別に、悪くないのよ?

 性欲は自然なことだし、健康にも良いらしいし、ねぇ。

 けど、生活をボロボロにしてまでセックスに溺れちゃうのは、それはマズいわよねぇ。

 付き合う相手を、見直したほうが良いわよー。」



「でも、ほかには脈アリな人いないから、独り身になっちゃうし…」

「それよ!独り身を恐れて恋愛を途絶えさせられないのが、

 つまり、セックス中毒ってことなのよー!」

「私、どうすれば良いんですか?」

「だから、別れることよ。そのだめんず君とは、さ。

 独り身は独り身で、楽しいモンよー?

 女友達とゲラゲラ遊べるし、海外旅行とかするお金も貯まるしー。

 ここまで言っても、彼と別れられないっていうなら、

 幾らつぎ込むことになろうが幾ら借金背負うことになろうが、

 自業自得よねぇー。私には面倒みきれないわぁ。」


『トモコのセキララ恋愛講座』

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