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えぴそーど83 『魔王が女の子ってマジなの!?(仮) -もの言わぬ革命者-』

えぴそーど83


ヒ「なんじゃコリャ?魔王がどうとか言ってるよ(・∀・)」

カ「世界サミットなんだわ!すごいとこ潜りこんじゃったかも・・・」

ミ「すごいなんてモンじゃないかも(^▽^;)」

セ「たいくつ」


司「あー、本日の議題である。

 ヨッパラを代表する5つの国、ドイテ、イキリス、フマンス、オレンダ、スポイン各国の大統領がお集まりになられておる。

 ニュヨークおよびメアリー合衆国、および魔王に抗戦するため、ヨッパラ連合の大同盟を議論する。

 本日はまず、ヨッパラ連合の総大統領をどこの国の長が務めるか、という話じゃ」

ド「誰が一番権力を持つかって話じゃからな!とても重要な会議じゃ!」

司「では議論をしよう。各国、自国が総大統領に相応しいというアピールを行いたまえ。

 まずはイキリス大統領から」

イ「どの国が総大統領に相応しいか?それは経済大国であるイキリスに決まっておる!

ド「待て待て!戦争に備えるんだから、戦争が一番強いドイテが仕切るのが得策だ!」

フ「戦争のためだけじゃなかろう?世界のファッションリーダーであるフマンスが代表を務めるのが良い」

オ「ぷぷぷ。ファッションで世界を牽引だって?そりゃ説得力がないぜ」

フ「私自身もそう思うがね。実際のところフマンスのファッションブランドが、世界の消費の一翼を担っておるんだよ。みんな服が好きなんだ」

オ「やはりオレンダだろう。大麻の普及が最も進んだオレンダが、ヨッパラ全体の大麻普及を推し進める」

ス「大麻なんか普及したら世界が滅びるぞ!何を言っているんだ!

 民が快楽に消費するのはわかる。しかし大麻ではなくスポインが得意とするグルメこそが、求心力を持つ!ここはスポインに任せたまえ!」


ヒ「ぐー、ぐー、ぐー(⁎ꈍ﹃ꈍ⁎)」

カ「寝るの早すぎよ!」

ヒ「だいじょうだよ(・∀・)5つの国がどれもアホっぽいこと言ってるのは聞いてた」

ミ「要領のいい子ね(^▽^;)」

セ「すー、すー、すー(⁎ꈍ﹃ꈍ⁎)」


やいのやいの!

やいのやいの!


しかし1時間経っても、結論は出ないのだった。

タンタンタン!

司「1時間が過ぎた。今日の会議はこれまでとする。

 1か月後にヨッパラ全体で国民投票じゃ。

 今日はもうこれでお開きじゃ。会議室は次の予定が入っておるからな!」

男「なんだ!わざわざ来たのに1時間で追い出されるのか」

男「よいよい。打ち上げの宴会場とコンパニオンは3時間押さえてあるのだろう?よいよい!」

男「ぶぁっはっは!あとは仲良くやろうじゃないか」


カ「キモいわぁー」

ミ「ヒナ、何が起こってるか理解できた?」

ヒ「誰がヨッパラ連合のシルブプレになるか決めてたんでしょ?(・∀・)」

カ「シルブプレじゃなくてプレジデントって言いたいんでしょうね(汗)」

ミ「じゃぁコンパニオンやらされる前にそそくさと脱出しましょ!」


一行は議事堂から脱出した。

カ「それにしても、世界にとって重要な会議ではあったのでしょうね。

 ヨッパラが連合して、どこの国が総大統領になるかで、舵取りは変わってくるわ。世界情勢も」

ヒ「そもそもなんで連合するの??」

ミ「ニュヨークやメアリー合衆国と仲が悪いのよ。戦争が起こったときのことを考えて、タッグを組むのね」

ヒ「ニュヨークはもう魔王に滅ぼされちゃったじゃん?」

ミ「ニュヨークが滅びても、メアリー合衆国は強いのでしょうね。それに、魔王との戦いにも備えるんだわ」

カ「そして戦争対策だけじゃなくて、貿易とか経済とか色々、世界をリードしたいんでしょうね」

ヒ「魔王の反感買いそうなことじゃんΣ(゚□゚︎`)」

ミ「そうだけど、お偉いさんは兵力さえ構えておけば大丈夫って思うんでしょうね・・・」

ヒ「国民投票するって言ってたよ?」

ミ「ヒナはヨッパラの人じゃないでしょ」

カ「あぁ、私いちお、イキリスの国籍保ってんのよね。投票する義務あるのかも」

ヒ「じゃぁどこの国が一番いいか考えないと?」

ミ「・・・それを口実に次はヨッパラの各国をさすらう、って感じね」

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