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エピソード105『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード105


夕食を終えると、一行は外に出た。ゆっくりと宿へと戻るつもりで歩いていた。

するとまた、路上に人だかりを目撃する。今度は何だろう?背伸びして見てみると、誰かが躍っている。

な「おぉ、すごぉーい♪

 ってあれ、まりんちゃん!!??」

なんと、アッサラームの路上で人だかりを作っていたのは、先日ダンスコンテストで出会ったまりんであった。

な「まりんちゃーん!!」

ゆ「こんなところで何してるの!?」

と二人が大声を出すと、まりんは即座に踊るをやめて、二人を見た。

ま「わぁ!ななちゃんにゆなちゃんにキキちゃん!?

 きっとどこかで会えると思ってたー♪」

な「名前まで覚えててくれてるーぅ(♡▽♡)」

4人は抱き合いながら再会を喜んだ。

ま「というわけで、お友達に会ったので今日はお開きでぇす」

と、まりんは聴衆に向けて丁寧にお辞儀した。


一行は星空の下、噴水のベンチに座り込んだ。

ゆ「こんなところで何してるの!?」

ま「えへへ。わたし、旅に出ちゃいましたー♪」

4人「えぇー!?」

な「ひとりで??お友達は??」

ま「一人旅だよ♪」

な・ゆ「すごぉーー!!」

な「まりんちゃんの国ってここから近いの?」

ま「世界がどれくらい広いのか知らないから、近いか遠いかよくわかんないよ(汗)

 でもフィギュー国から南下してきて、もう5つ目の町かなぁ」

ゆ「旅を、してるわけ?」

ま「そうだよ♪」

な「ダンサーとしてあんなに超一流だったのに!?」

ま「えへへ、ダンスに飽きちゃったんだもん。

 こないだ、ソレッタの国まで旅行をしたでしょ?そしたらもっといろんな国を見たくなっちゃって!」

ゆ「私たちと、おんなじだ!」

ま「そうなの?色々似てるねー♪」

ゆ「まりんちゃんお金持ちなの?旅行ってお金かかるでしょ!」

ま「えへへ、今見てたでしょ?」

な・ゆ「うん??」

ま「ダンスを披露しながら、日銭を稼いでるんだよ♪」

な「すごぉー!」

ゆ「ストリートパフォーマー?」

ま「これも、ソレッタの国で得たアイデアだよ♪

 ソレッタの国の大通りにもね、いろんな人がいたんだ。

 絵を描いて売る人、音楽を披露する人、ダンスを披露する人・・・いろんな行商がいたよ!

 わたしの国は道端にそんな人いないから、ビックリしちゃった!

 でもそれを見て、『私でも身ひとつで旅立てるかも』って思っちゃったのかなー」

旅先で見た人々に刺激を受けて自分の人生を大きく変えていく。その気持ちはななやゆなにもよくわかるのだった。

一行は思い出話や土産話に花を咲かせる。外は風が強くなってきたので、まりんを彼女たちの宿屋へと招待してさらに話は続いた。


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