エピソード124『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
- ・
- 2024年5月2日
- 読了時間: 2分
エピソード124
一行は宿へと戻った。今日はもういいだろう。
すると、宿の店主に声を掛けられた。
店「あなたたちのことでしょうなぁ?大道芸人みたいな冒険者というのは」
ゆ「なにか?」
店「あまり街をウロつかないほうがよろしいかと思いますよ。
あなたがたが色々嗅ぎまわってるとか文句言うとか、煙たがってる住民が多いようでね」
ア「あ、はぁ(汗)」
しかし、夜半のことだった。
宿の他の宿泊客が、宿のバーでバカ騒ぎしているのだった。
店主に「注意してくれないか」と掛け合うと、「金持ちの常連客なので強く言えない」と言う。
「0時まで辛抱してください。0時には消灯の規則がありますんで。皆さんそれには従いますよ」
しかし、どうにもうるさく、酒臭さは寝室にも漂ってくるので、一行は0時まで外に避難することにした。
特に何もすることはない。星空でも眺めながら散歩すればいいか。
中央広場の噴水の前を通り過ぎたときのことだ。
ゴト!
ドシャーン!
なんと、噴水の真ん中のテパネカ像が、破壊されて噴水に波しぶきを立てた!
そして誰かが叫ぶ。
?「またコイツらが悪さしたぞー!!」
4「え?え?」
ア「なんだ!?」
街がざわつき始めた。こちらを見ている者がいる。どう見ても、一行が石像を壊した犯人に見える。
そして・・・
ブー・・・・・・ン!
?「わしの大切な同胞たちに、迷惑ばかりかけてくれるものだな」
なんと、筋肉隆々の戦士の姿が現れた!
民「テパネカ様だぁ!」
民「テパネカ様が助けに来てくださったぞぉ!」
ゆ「これが例の英雄・・・!?」
テ「死して償ってもらおう!」