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エピソード4『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード4


「旅立ちなさい」


ゆなの耳元で声が聞こえた。

ゆ「うん???」


「旅立ちなさい」


ゆ「・・・???

 もう、マスター!変なお説教はやめて」

店「うん?私は何も言っていませんが・・・」

な「どうしたの?」


「旅立ちなさい」


ゆ「頭の中で・・・

 誰かが私にしゃべってる・・・!!??」


な「お告げだぁ!!ゆなさんすごぉい!!」

ハ「何て言ってるんだ?おまえの神は?」


ゆ「『旅立ちなさい』って・・・」


店主「はっはっは!

 昔、とてもとても昔・・・

 ゴータマ仏陀が、王族という地位を捨ててお城を家出した理由、ご存じですか?


 『旅立ちなさい』


 と、天啓を受けたのだそうです」


ゆ「・・・!!!」



数日後・・・



ハ「だっはっは!このまま世界の果てまで行って、闇の勢力をぶっ潰してこようぜ!」

ハヤトは得意気に、ゆなの肩に手を回して言った。

ゆ「触らないで!」

な「やったぁ、ゆなさんと旅行だぁ♪シタールあるかな?シタール」

ゆ「キャンプよ!あくまで山に観光旅行に行くだけ。

 私が勉強に熱中しすぎるから、『気分転換しなさい』って神様は言ったのよ!絶対そうよ!」

ハ「気分転換じゃねぇよ。果てなき旅だ。

 資格の勉強なんて意味ナイぜ?宅建なんか取らなくても、不動産屋でバイトしてりゃ正社員にもなれるっつぅーの」

ゆ「アンタにだけは人生諭されたくないわ!」

ハ「でもおあつらえむきに、夏休みが始まるタイミングってどうよ?」

な「時間がいっぱいあるー!!」

ハ「『3日で帰る旅じゃねぇ』って、ゆなの神様は言いたいんだ。絶対そうだぜ!」

ゆ「社会人の私に夏休みなんて関係ないわ」

な「わたしには、関係あるなぁー。

 ゆなさん、わたしとエンドール中のキャンプ場を制覇するまで旅するんじゃない?」

ハ「エンドール中じゃなくて、世界中だ!

 いやぁー、一気に面白くなってきたなぁ!」

な「あなた随分強気だけど、キャンプ得意なの?」

ハ「ん?ぜんぜん!」

な・ゆ「えーーー!!!」

な「そういえば、キャンプ道具とかもぜんぜん持ってないし?」

ハ「まぁーオレがちょっとは持ってるよ。家に転がってたのテキトーに持ってきた。

 どうにかなるさ!キャンプなんてカンタンだよ。山に行きゃキャンプ場がある。そんだけだ」

ゆ「大丈夫なのこの人・・・!?」



世界を救う勇者たちの旅は、こうして幕を開けた・・・!!!


・・・世界を救うのか?シランけど。


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