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エピソード60『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード60


当該の娘は、村の踊り子の一人だった。名をアーシャという。

この村には代々、海の神に豊漁を祈願するための伝統舞踊が躍り継がれてきた。アーシャはその担い手の一人であり、彼女の友達とはすなわち、踊り子仲間たちであった。

また、アミンは村人たちに優しい入れ知恵をした。

「魔物に壊されてもいい、ボロい船を使うとよい」と。遠方まで漁に出る目的ではないのだ。


夜半、船着き場に一同は集まった。

甲板にはハワイアンダンスのような格好をした娘たちが10名ほど、不安そうに身を寄せ合っていた。

老人は彼女らにななたち一行を引き合わせ、あいさつを仲介した。

娘「どうもこんばんは。私たちの村を助けてくれてどうもありがとう!

 わたしはオーシャンナントカにつきまとわれてるその人、アーシャです。

アーシャはダンサーらしく可愛らしくお辞儀をした。

ゆ「あ、どうも」

な「かーわいーい♡」

娘「それで、わたしたちを守ってくれる用心棒はどこ?」

な「わたしたちですけどぉ♪」ななはお友達になりたくて、両手の人差し指をほっぺに可愛く当てながら、愛想よく答えた。

娘「えっ!!この子供たちなの!?(汗)」

他の娘たちも顔が青ざめている・・・。

娘「お爺さま、大丈夫なのでしょうか(汗)」

爺「だ、大丈夫じゃ、多分(汗)」

4人「あはははは~(汗)」


一抹の不安を抱えながら、船は出航した。

アーシャたちは小さな甲板で踊りを披露した。魔物に目立つように、だ。


すると数分の後、海面からザバっと水柱が上がった!

オ「ほほー、アーシャ!君のほうから来てくれるなんて!うん、心変わりを信じていたよ!」

娘「で、出たわ!!旅人さん、お願いします!」

一行は何者かもよくわからない魔物に、勇敢に立ち向かった!

オ「なんだお前らは!オレ様の恋路の邪魔をするな!」

オーシャンクローがあらわれた!

ゆなのこうげき!ゆなは《メラ》を唱えた!

しかしオーシャンクローは素早く身をかわした!

筋肉隆々の体に反して奴は意外に素早く、こちらの攻撃を巧みにかわしてみせた。

水面に追い込んだと思ったら海に潜って移動する!

当然ながら、ななたちは海の中まで追いかけることが出来ない!

奴は船の上に上がってくることも、海の中を泳ぐことも、トビウオのように跳躍することも出来る。行動の自由に差がありすぎる!

オーシャンクローのこうげき!

オーシャンクローは《回転攻撃》を仕掛けてきた!

ななたちにまとめてダメージを与えてくる!

キキのこうげき!

キ「みんな、耳をふさいで!!」一同は何やらわからぬが咄嗟に耳をふさいだ!

キキは《春風のフルート》を取り出し、どのホールも塞がずに、乱暴に大きく息を吹き込んだ!

ピ――――――――!!!!

すさまじい金切り音が夜空を引き裂いた!!

オ「うがぁ!!」オーシャンクローは鼓膜が破けそうだ!

気を失いかけ、海に落ちていく!

キ「アミン、今よ!」

アミンは《メラ》を唱えた!しかし距離がありすぎて、オーシャンクローに上手く当たらない!

ゆなは《ホイミ》をとなえた!キキの傷が回復した!

オーシャンクローは海に打ち付けられると意識を取り戻し、そのまましばらく海中を流動した。

ア「何を考えているか、読めないな!」

キキのこうげき!

キ「やぁーい、おしりぺんぺん!」キキはオーシャンクローを挑発した!

オーシャンクローは海面から飛び跳ね、キキめがけてまっすぐ飛び掛かってきた!

キキは10本の指を凄腕ピアニストのようにピンと開き、珍しく目に力を込めた!

キ「《ヒャド》ドドドドドドドドドぉぉぉぉ!!!」

なんと、キキの10本の指それぞれから小さな氷の刃が放たれ、マシンガンのようにオーシャンクローに襲い掛かった!!

ゆ「なんなのそれ!!」

オーシャンクローは再び海面に叩きつけられた!

キ「へへーん♪」キキは鼻をすすって喜んでいる!

オーシャンクローはやはりそのまま海に潜り、高速で潜水しながら様子を伺っている・・・

爺さんのこうげき!

爺「じょぼぼぼぼぼぼ」なんと、爺さんは海に向かって立ち小便をした!

オーシャンクローに68のダメージ!

オ「汚ったねぇなコノヤロー!」

オーシャンクローは堪らず海面から飛び出した!

どうやら感情的になりやすい魔物のようだ・・・。

キ「来るがいいわ!」キキは再び挑発した!

しかしオーシャンクローはキキには向かわず、なんと、船体に向かって右から左へ《回転攻撃》を仕掛けた!

バリバリバリバリ!!

船が沈んでしまう!!

キ「まずいわ!!」

胴体に大きな穴を空けられ、船は大きく傾きはじめた!これでは皆、海に溺れ落ちてしまう・・・!!

キャー―――!!

ゆ「うわぁぁぁー!!」

な「こわいよぉぉぉ!!!」


すかさずオーシャンクローは、何やら息を大きく吸い込みながらこちらめがけて飛び掛かってきた!

何か大技が来る!!


そのときだった!


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