top of page

エピソード67『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード67


赤「なんてこった!」赤ヒゲの男はカバリアーが倒されるのを見るや、逃げ出そうとした。

キ「待ちなさい!」

キキは毅然とした口調で赤ヒゲの男を呼び止めた。

キ「わたしはエルフのキキ。

 あなたは?妖精でしょう?」

赤「・・・・・・。レプラコーンだ。

 レプラコーンのドーガ」

キ「あの町で靴を磨いているのは?みんなレプラコーン?」

ド「そうだ」

な「どうして、人間に悪さをするの?」

ド「・・・・・・。わかるだろう?」

ゆ「人間が、鉱石を乱獲するから・・・?」

ド「そうだ。レプラコーンが悪いのか?」

な「でもどうして、アミンをやっつけるの?」

ド「おまえが人間の肩を持つからだ。

 そうでなければドワーフに襲い掛かったりはしない。

 元々ドワーフは、妖精の中でもレプラコーンに近い種族だ」

ア「僕のせいか!?」

ド「・・・・・・。

 そうでもないのだろう」

な「え!?意味がわかんないよぉ(汗)」

ド「言っただろう。

 本来、妖精同士で無用な争いなどしたくはない」

キ「そういえば、わたしの靴を磨いたレプラコーンも、『おまえはエルフか』と尋ねてきたわね。

 そしてわたしには何の悪さもしなかった・・・」


ド「アミンと言ったか。

 おまえから見れば、俺が悪さをしているように見える。

 しかし俺らは、暴利を貪る人間をこらしめているだけ。

 魔物と仲良くしているわけでもない。戦闘能力の高い者を雇っただけ。

 人間と仲良くしているアミンは警戒に値する。

 しかし、人間のすべてが欲深いわけでもない」

な「えーーーーっと・・・???」

ゆ「複雑なんだわ・・・」

キ「うふふ。そうね。複雑すぎるわ!」

ド「仲直りが、出来るのだろうか・・・?」

ア「とりあえずは♪」アミンは苦笑いをして、ドーガの手を握った。

な「わーぁ、一件落着♪」


キ「・・・いいえ、まだ終わらないわ」

一同「え?」

キ「あの町のローズクォーツには、偽物が多数混じってる」

ド「なにっ!?」

キ「あなたも気づいてなかったの?」

ド「まさかそんなことにまでは、気が回らなかった!」

ア「つまり、他のレプラコーンたちも気づいてない?」

ド「だろうな!

 ・・・どういうことだ!

 たしかに・・・いくら何でも採掘されるローズクォーツの量が多すぎる気もしていた」

ゆ「採掘?

 ねぇ、リーザスのローズクォーツたちはどこから仕入れてるの?」

ド「近くに炭坑がある。人間の炭鉱夫たちがそこに堀りに行く」

ア「炭坑に、行ってみよう!」


最新記事

すべて表示

エピソード158『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード158 ドラゴンの姿のキキは世界樹の残骸の上にふわりと降り立った。 3人と馬をそっと地面に降ろす。 そしてすぐに10歳の少女の姿に戻った。 キ「ふぅ!みんなお疲れさん♪」 な「キキちゃぁーーーん!怖かったよぉぉ!!」 ななはキキに飛びついた。 キ「よしよし。よくやったねぇ」キキはななを優しく抱きしめ労った。 ゆ「キキちゃん強すぎ!」ゆなもキキを抱きしめる。 キ「へっへーん♪ だから言った

エピソード157『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード157 キキはジロっとエビルプリーストを睨みつけた。 キ「最後はみんなで戦いたいの。協力してくれる?」 3人は力強くうなずく。 キキの背後には、さっきの天使たちが光の粒の姿となってキラキラと輝いた。 キキは両手を構えて魔力を集中させる。 キ「山よ、海よ、花よ、宇宙の無数の精霊たち。そして新たな天使の友人たち。 精霊ルビスの御名の元、今こそ我に力を与(くみ)し賜え。 ただただ不届きものを滅

Comments


bottom of page