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エピソード76『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』

エピソード76


南に行くともう1つお城があるという話を聞いた。

一晩の休息の後、一行はそれを目指して出発した。


馬車の中では今日もおしゃべりが始まる。

な「ねぇ、キキちゃんどうしてモニカの運命の人がわかるの?あの台所にいた?

 きっとイケメンの人だろうな~♡」

キ「うふふ。調理場にもお城にも居ないわよ。

 あなたたちも見当つかない?」

ゆ「えぇ?私たちも??」

キ「そうよ♪モニカによく似た人♡」

な・ゆ「えぇー!?」2人にはさっぱりだ。

キ「ほらぁ、あの臆病な画家さん♡」

ア「ベロニカのことかぁ!」アミンは御者席から口を挟んだ。

な「似てるかなぁ??」

キ「似てるわ!

 お貴族様の言いなりに仕事するのが嫌なところが。

 富も名誉も興味がなくて、自分らしく生きたがってるところが」


ゆ「運命の人同士って、似てるの?」

キ「そうよ。感性が似るわ。

 でも男の人のほうがちょっと大人びてたりするのよね。

 そして乙女たちは、運命の彼を尊敬して、追いかけたくなるってワケ♡

 ロマンチックよね~♡」

な「そうなんだぁ~♡

 じゃぁわたしの運命の人は??声優さんかなぁ?」

キ「なな?

 ななの運命の人はぁ~、そうねぇ~

 きっと文章を書いてるわ。シナリオか歌詞か、芸術的なもの」

な「えぇ~?わたしと違うじゃぁん?」

キ「うふふ。

 そんであなたは、彼の書いたシナリオを演じるのよ!声優さんとして。

 または、どこかで彼のシナリオを読んで、感動するの。

 それで彼を追いかけたくなるんだわ♡」

な「えぇ~ホントかなぁ~♡」


ゆ「じゃ、じゃぁ私は??」

キ「あれぇ~?

 ゆなも恋愛したいんだっけぇ?」

ゆ「もぉ~茶化さないでよぉ(照)

 恋への興味なんて、ハッキリ言えるもんじゃないでしょ!」

キ「良き良き♪オトメは恋の憧れに素直であるべきじゃ♡

 ゆなの運命の相手は、そうねぇ~、

 あなたと似た人だと思うわ。

 医療か何か、献身的なお仕事をして、でもそれが嫌になっちゃうの」

ゆ「お医者さん?」

キ「お医者さんかもしれないけど、それよりは、看護師さんや介護士さんかしらねぇ~

 お医者さんよりももっと、弱い人に対してぬくもりを注ぐような作業を好むと思うわ♡

 二人とも愛情深いから、良い恋愛になるわぁ♡いいなぁ~」

ゆ「・・・医療が嫌になったあと、その後は・・・?(今はどこにいるんだろう?)」

キ「うふふ。どうなると思う?

 そうねぇ。

 あなたと同じ魂を持って生まれた男の人。その人が大人になって献身の仕事が嫌になったとき、彼はどうすると思う?あなたの想像力は、どんな推理をする?」

ゆ「・・・・・・。

 うーん?

 ・・・・・・。

 旅に出る。・・・ような気がする」

キ「そうね!わたしもそう思う♡

 そんでね、ゆなみたいに、お金のない人ばっかりコッソリ助けて、それでどっか行っちゃうのよ♪」

な・ゆ「捕まらなそうーーー!!!(汗)」

ゆ「はぁ、難易度高すぎるわ(泣)」

キ「ゆな、お金持ちと恋愛したい?」

ゆ「ううん。そうは思わないわ」

キ「それならあなた、運命の人を捕まえるかもしれないわ♡」

な「ねぇねぇじゃぁキキちゃんの運命の人はぁ??」

キ「えぇ?わたしのツインレイ?

 そうねぇ~

 存在しないような気もするけど、もし居るのだとすれば・・・

 キキちゃんよりも弱そうな外見で魔王を倒しちゃう、ジョークが上手い勇者様かなぁ♡」

な「そんなのいないよぉ~!!」

きゃははははは!


住み慣れた町から随分進んできた一行だが、はたして恋の旅路も進んだのだろうか。


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