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第44章 カボチむら・その2

第44章 カボチむら・その2


今度はマナの番だ。

マナはマナなりに物事を考えた。

農夫の野菜を守ってあげたいが、一人でモンスターを退治するのは怖いのでやめた。

そして、武器屋の親父の肩もみをしてあげることにした。

危険を冒して買い付けに出る武器屋を労ってあげるのは、有意義に思えた。自分に出来そうな、同じことを繰り返す習性のあるマナは、この武器屋のクエストを繰り返し受注した。

すると…5回目の肩もみクエストを完了したときだった。

武「いやぁー、おかげで肩がとても軽くなったよ!

 何か特別なお礼がしたいなぁ。

 そうだ、間違って買い付けしすぎちまった鎧があるんだが、貰ってくれ!コイツは強力だぜ!」

マ「えぇ、いいの?ありがとうございます♪」

武「ほらよ!」

マナは《やいばのよろい》を手に入れた!剣のような刺がそこかしこに生えている、いかつい鎧だった。

マ「う!ぜんぜん可愛くない…(汗)」


なんかもっとのほほんとした人助けがいいなぁ。マナは思った。

民家の前に座り込んでいる少女に話しかけることにした。

女「あのね、お花の種を埋めてみたの。早く芽が出ないかな~ 

 お水をあげたいよう」

マ「あっちの井戸でお水を汲んできたらいいんじゃない?」

女「そうだけど、お留守番してなさいってママに頼まれてるの。ママ遠くまでお仕事行ってるから。

 だからわたし、ここから動けないんだぁ」

『クエストが発生しました。挑戦しますか?』

コマンドウインドウが現れた。

マ「お水を汲んできてあげるよ♪」

女「ありがとう!じょうろはあるわ」

マナは村の井戸まで行って水を汲んできてやった」

女「わーいお姉ちゃん優しいのね!これあげる」

マナは1ゴールドを手に入れた!

「のほほんとしてる♪」マナは上機嫌になった。

マナはこのクエストを何度も繰り返すことにした。

クエストを何度か繰り返すと、時々変わったことが起こる。

途中で芽が出たりするかも!?何のお花なのかなぁ~。マナは一人ニヤニヤと妄想していた。

するとだ!

水やりのクエストを7回も繰り返すと、やはり変化が起きた!

女「わーいお姉ちゃん優しいのね!これあげる」

マナは1ゴールドを手に入れた!

テッテレー♪

マナのコマンドウインドウが何かを告げている!

『マナはスキル《雨乞い》を習得した!』

マ「あまごい???なんじゃこりゃ(汗)」

どうもこの村はよくわからないことばかりだった…。



『僧侶だけで魔王を倒すには?』

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