top of page

episode77 『王と悟り』

23 分前
読了時間: 2分

episode77


防具の新調は済んだ。さぁ本格的に新天地への冒険に繰り出そうではないか。

どこに行ったらよいだろうか?再びグレイグに尋ねる。

グ「ふーむ。近隣国は大体行ったことがある。

 強いて言えば・・・10年ほどご無沙汰な国があるな。オリンピアは今どうなったのだろう?昔はカリカリしていたが、近年はめっきり侵略の便りを聞かない」

ソ「じゃぁそこに行ってみましょう」

2人は南へと舵を取った。さらに暑いエリアになりそうだ。


グレイグ 木こり服とオノ
グレイグ 木こり服とオノ

ソロはグレイグに話しかける。この戦闘の天才には聞いてみたいことが山ほどある。

ソ「グレイグさんはすごい重厚な鎧を着てますよね。僕はどうしても、身軽な方がトータル的には強いんじゃないかなって思っちゃうんです。どうなんですかね?その辺」

グ「あぁ。言いたいことはわかる。重鎧(じゅうがい)は重いから不利だ。でも重い鎧で毎日毎日鍛えまくったらどうだ?誰よりも強くなる」


魔物は益々強くなった。しかし益々苦戦したりはしない。

なぜなら、新しい仲間グレイグが凄まじく強いからだ。鎧を着ない彼は本領を発揮していないはずだが、それでも鬼神の如く強い。



広大な森を抜ける旅となった。

森は日差しを遮ってくれるが、平たい地面はなく虫が多く、野宿をするのは難易度が高い。グレイグはそうした劣悪な環境にも強く、大した愚痴もこぼさないのだった。

「野宿力は戦闘力の一部だ」とグレイグは笑った。

剣で切り傷を付けられることだけでなく、虫に刺されることの痛みや不快感にも、免疫を付けていかなければならない。


森を抜けた頃。

ヒュ―――ン、ドスン!

なんと、2人の足元に槍が飛んできた!

グ「魔物か!襲撃か!?」

2人は辺りを見回す。すると、

男「いやぁすまんすまん!怪我がなかったなら良かったよ」

大柄の男がヘラヘラと駆け寄ってくる。

ソ「戦闘ですか?加勢しましょうか!?」

男「いいや違うんだ。槍投げの練習をしていたまでさ」

ソ・グ「槍投げ!?」

bottom of page