18 紺色リュックのお兄ちゃん 『世界一大きなおもちゃばこ』
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- 2023年3月17日
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18 紺色リュックのお兄ちゃん
るな、
ベンチにすわることも思いつかなくて、
ホームの真ん中に立ったままで、シクシク泣いてたの。
そしたら、
階段の上から、1人のお兄ちゃんが、下りてきたの!!!
Tシャツに、ハーフパンツで、
大ーーーーーーきな紺色のリュックを、背負ってたよ。
「あれぇー??
どうしたのー??ママは??」
るなは、涙をぬぐいながら、
「ママは、いないの。一人旅なの」
って伝えたくて、首をブンブン横にふったの。
お兄ちゃんは、こまった顔してる。
「首ふってるだけじゃぁ、わかんないなぁ…。
まず、お名前は??」
「るな!!」
って叫ぼうとして、やっぱり、声が出なかった…。
「…ひょっとして、
迷子のショックで、しゃべれなくなった!?
オレ、昔、同じコトやったことあるよ!!
ヨシヨシ。
だいじょうぶだよ♪時間はいっぱいあるんだ♪」
お兄ちゃんは、ママと全くオンナジことを言って、
それで、るなの頭をなでなでしてくれたの。
るな、頭がぼーっとしてたのが、少しもどってきて、
メモをぜんぶ、お兄ちゃんにわたしちゃった。
どれを見せればいいか、すぐには、思いつかなかったから…
「…なになに?
沖縄に行きたいんだね?
9:15発…
オレより早い便だなぁ。キミ、間に合うかぁ?
…そんで…
一人旅なの!?
何か、事情があるのかぁ。
…オマケにキミ、元から、しゃべれないんじゃんか!!!」
「うんうん!ぜんぶ、その通り!!」
って伝えたくて、首を何度もたてにふったの。
「状況がわかったよ♪
キミ、オレとオンナジ失敗しちゃったんだね(笑)
『国内線ターミナル』に行く必要があったのに、
『国際線ターミナル』で下りちゃったんだ!
だいじょうぶだよ♪
次に来た電車に乗って、次の駅で、下りればいいんだ♪
お兄ちゃんが、いっしょに行ってあげるよ♪
手ぇつないでも、いい??」
るなは、「もちろん!!」って伝えたくて、
お兄ちゃんの腰に、ガバっと抱きついちゃった!!
お兄ちゃんと手をつないだら、
ものすごーーーーーく、安心したよ♪
『世界一大きなおもちゃばこ』



