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「仮契約」は何年くらい続けるべき?

  • 執筆者の写真: ・
  • 6月19日
  • 読了時間: 3分
「仮契約」は何年くらい続けるべき?

声優にせよ音楽にせよ、オーディションを受けた際に「仮契約なら所属させてやる」と言われることが多いものです。「仮」でも所属できるなら嬉しい!と飛びついてしまうのが人の心理というものなのですが、「なんだかレッスン料を払わされてるだけで発展がないような・・・」と虚しさを感じている人も多いのでは?



声優志望者からお金をとるのが、業界の仕組み・・・

「声優は収入が少なくて食べていけない」とよく言われていますね。それなのに多くのプロダクションが成立するのはなぜでしょう?

それは、プロダクションが、「志望者から取る授業料で経営している」側面が強いからです。いわゆる「夢食い商売」的なグレーな面が、芸能界にははびこっています。

「レッスン料をとって手厚くレッスンする」これによってプロ並みに育つ子が激増したのも事実。しかし、「プロ並み」で終わってしまう子が99%であるのも事実、です・・・。



仮契約自体は悪くはない。目安は「1年」か。

専門学校に通うのも、レッスン料を払って仮契約するのも、悪くはないでしょう。そういうステップからプロデビューする子も多いです。しかし、何年もだらだらと仮契約を続け、授業料ばかり取られて進展がない・・・というのはよくありません。


専門学校卒業後の仮契約は、目安としては「1年間」ですね。

その1年間で正式契約を掴めないなら、もうレッスン料を払う契約は辞めたほうが良いです。


なぜ1年なのでしょうか?

「仮契約」レベルのセミプロは、専門学校から毎年1,000人以上も生み出されます!1年経つごとにライバルが1,000人も増えるのです。

2年、3年と同じようなレッスンを続けても、そのライバルをごぼう抜きできる可能性は限りなく低いです。



正式契約を勝ち取るコツは?猛練習をすべき!

では、何千、何万人といる「セミプロ」ライバルを押しのけて正式契約を勝ち取るコツは何なのでしょうか?

はっきり言います。

「猛練習」です(笑)


専門学校を卒業した子に対して、「週2日のレッスンでも継続できます♪」と仮契約や学生延長を勧める機関が多いです。でも、これはデタラメと思ってください。週2日レッスンを受けるだけでは、ほとんど伸びません。



演技の練習というよりも「発声練習」を猛練習すべき!

2年間専門学校で学び、一通りの演技が出来るなら、仮契約の子たちが取り組むべきことは「演技の練習」ではないです。細かいニュアンスは、ある種どうでもいいです(笑)

実は声優としてプロが認めるかどうかは、オーディションの第一声、自己紹介でもう決まっています。

プロの声優は、圧倒的につややかな声質をしています。

この「つややかな声」は、地味な猛練習によって培われています。

端的に言って、1日5時間くらいは発声練習をしましょう。それを毎日です!

1日30分の発声練習では、まっっっっったく足りないです!



毎日5時間、練習する気があるかどうか!?

レッスン料を払って仮契約を続けるべきか・・・その分かれ目は、「毎日5時間でも地味な練習をする意欲があるかどうか」です。

それをやるなら、専門学校を卒業した後の1年でも、まだ伸びます。オーディションの結果に変化が出てきます。

「30分の声メンテでせいいっぱいだな(^▽^;)」という感じなら、レッスン料を払うのはやめましょう。

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