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エピソード192 『天空の城』
エピソード192 翌朝。朝食を食べる前にもひと稽古始まる。 バ「じゃぁそろそろ魔法の訓練もしよっか♪」 れ「はい!」ワクワクするが、どうせワクワクするようなものではないような気もする・・・。 小屋の裏側に行くと、小石がたくさん山積みになっている。...


エピソード191 『天空の城』
エピソード191 山小屋の中でお茶を飲んで休憩をすると、早速修行の開始だ。 バ「はい。まずは槍でオークを100匹倒してきて!」バーバラはれいに、ボロボロの槍を手渡した。 れ「えー!ま、魔法の特訓ではないのですか・・・?」...
エピソード190 『天空の城』
エピソード190 一瞬よりも短く、永遠よりも長いような奇妙な時間感覚がしたと思ったら、れいたちの体はどこか山の中にいた。小屋の前に立っている。 れ「えぇー!?」 バ「そう驚かないのよ。《ルーラ》を知ってるんでしょ?それにすぐに慣れたほうがいいわ。...


エピソード189 『天空の城』
エピソード189 1週間の後、れいは「そろそろ出ます」とマスタードラゴンに告げた。 れ「でも、魔法の先生のところにはどうやって行ったらよいのでしょうか?」 マ「ははは。心配無用。迎えにこさせる。 今、思念を送る」テレパシーのことか。...
エピソード188 『天空の城』
エピソード188 質問に、質問を重ねる。 れ「世界を平和にしなくても、よいのですか?」 マ「遥か昔、教会にも祀られているメシアの彼はこう預言した。 『新しい千年紀の始まりの頃、メシアが再降臨するだろう』と。 それは誰のことか?...
エピソード187 『天空の城』
エピソード187 マ「まず・・・そなたを招待した一番の理由から話そう。 魔王を、討伐してはもらえないだろうか? 最初に言っておくが、そなたに断る権利はある。これはお願いにすぎない」 れ「魔王を!! 私には到底無理なことです!」...


エピソード186 『天空の城』
エピソード186 ゆっくりと階段を上り、大きな扉をくぐる。無駄なくらいに背の高い扉だ。 「ごきげんよう」扉の横でもピンク色の兵士が待ち受ける。そしてやはり背中に翼を生やしている。 天空人の兵士&女の子 城に入ると、あちこちから人がれいのことを見てソワソワしている。皆、礼儀をわきまえているが、隙だらけで茶目っ気がある、ように見える。 兵「謁見の邪魔をしないように!」と兵士が釘を刺す。わかってはいるようで、だから近寄ってこないのだ。兵士ではない人々もピンク色が好きなようである。白いワンピースにピンク色の装飾か、または水色の装飾をした人が多い。そうでなくちゃいけないわけではないらしい。天空人は、ピンク色と水色が好きなのか。 敬語を1つ間違えた程度では怒られないのではないか、とれいは感じてホッとした。下界の城とは、少し雰囲気が違う。 大きな階段を上ると、そこは王の間だった。 れ「うわぁ・・・!」とれいは声が出そうだったが懸命に抑えた。 象よりも大きな体の銀色の竜が、優雅にれいを待ち構えている。王のための玉座はあるが、竜の体なので座れるわけもなく、その前に


エピソード185 『天空の城』
エピソード185 天空人の兵士&女の子 気球はゆっくりとしっかりと雲に着地する。・・・雲に物体が着地できるのか?それは雲によく似た、きちんと質量を持った地面であった。 マゴットは代表者として挨拶をした。 マ「お初にお目にかかります。 ガーデンブルグの民が、れい殿をお連れいたしました」 兵「お待ちしておりましたわ」やはり微笑んでいる。 れいは、何と言っていいのかわからない。その上、言わずにいられないものを見つけてしまった。 れ「つ、翼があります!」 なんと二人の兵士は、背中に大きな白い翼があった。 兵「うふふ。これは飾りですわ。 私たちはこのような飾りが好きなのです」 ユ「天空人とは、人間とは異なる存在ですか?」ユーリも興味津々だ。ユーリがれいと同じ様な言動をするとき、れいはとても安心する。 兵「天使の魂を持つ者が多いですが、体は地上の人間と大差ありません」 れ「天使・・・?」 兵「はい。そうですが、翼で空を飛べる生き物ではないのです」 兵「さてさて、兵士と会話するためにお越しいただいたわけはありませんので・・・」 れいは気球から、ふわふわの地


エピソード183 『天空の城』
エピソード183 ある日はユーリの元へ、城の前庭へと赴いた。 れ「ユーリさん。少しお話をしませんか?」 今日もユーリは、退屈な警備の代わりに庭の手入れをしているのだった。 ユーリ ユ「えぇ喜んで。れいの旅のお話を聞かせてくれるのですか?」...


エピソード182 『天空の城』
エピソード182 サーヤ サ「多分ね、そこが重要なのよ。 超一流になるかどうかの違い。あなたみたいに、やさぐれない子が超一流になるのよ。そして超一流にしか出来ない仕事がある」 れ「私、超一流じゃないわ」 サ「超一流じゃないのかもしれないけど、超一流みたいな凄さがあるわ」...


エピソード181 『天空の城』
エピソード181 するとようやく、サーヤが口を挟んだ。 サーヤ サ「じゃぁまずは、私とのおしゃべりに付き合ってくださる?」 れ「えぇ」れいは昔サーヤが苦手だったが、彼女も少しは丸くなったと感じている。そして、れいに敵意がないことはもうわかった。...


エピソード179 『天空の城』
エピソード179 思い残すことはないな、と確認すると、れいはマヤを抱きしめてからクスコの街を旅立った。 そして北方へと向かう。サマンオサに戻って船に乗らねば。長い旅の中で、いつの間にか所持金は3万ゴールドを超えていた。普通に客船の乗船券を買うことは出来た。 客船の雰囲気は行きの貨物船とはずいぶん違う。とても上等だし快適だ。ご馳走がたくさん出てくる。昼も夜も食べ放題だというからたまげる。しかし、客船のほうが貨物船よりも良いのかと問われれば、れいはそうとは言い切らない。「貨物船のほうが良い」とも言わないが、あの日貨物船での渡航を経験出来たことは、とても幸せだったと思う。 サンマリーノに到着すると、れいは雑多な店の中から世界地図を探して購入した。れいはガーデンブルグから気球に乗って北の地にワープしてしまったゆえ、それ以外の道のりでガーデンブルグに赴く方法がよくわからない。単純に来た町を戻ってしまうと、温泉宿で行き詰まってしまいそうだ。 幸いガーデンブルグへは、サンマリーノから南西側に円を描いて赴くことも出来た。そして新しい町を幾つかお目にかかりながら、
エピソード178 『天空の城』
エピソード178 しばらくは、ロイドの窃盗団が復讐とか奪い返しとか企てる懸念がある。れいは戦闘訓練も重ねたかったので、用心棒を兼ねてさらに数日、この街に滞在した。マヤはそれをとても喜んだ。 ある日の朝。れいの部屋の窓枠に、突然何かが飛来した!...


エピソード177 『天空の城』
エピソード177 普通、鳥が盗まれても行方を掴むのはそう難しくない。狭いところに閉じ込められればなおさら、鳥はピーチクパーチクと騒ぐ生き物だからだ。しかしあろうことか、このロイドという種は、とても利口で、ほとんど鳴かない・・・。...


エピソード176 『天空の城』
エピソード176 翌日は街をぶらぶらと歩く。虹色の鳥を見るという目的は宿の中で達成できてしまったので、あてもなくぶらぶらと歩く。 中央広場からは大きな教会が見え、その反対側の空には大きな山がそびえる。あれが霊山か。ピサック山というらしい。空を見上げると、雲が近く見える。なぜ...


エピソード175 『天空の城』
エピソード175 れいはリッカとの話の通り、虹色の鳥の住む町を目指した。そうでない町に行きつけば、「虹色の鳥の町はどこか」と尋ねてすぐに旅立った。しかしこの土地の者が言うに、虹色というか極彩色の鳥は、この大陸に幾らでもいるらしい。それを飼うことが文化になっている町が1つ2つ...


エピソード174 『天空の城』
エピソード174 町「れいと言ったか。 そなたは、村を出て今何をしているかわかっているか?」 れ「私は、旅をしているのです」 町「そうじゃがな。 旅をするとは、どういうことかわかるか?」 れ「うーん。それは私にとって、娯楽のようなものです。...


エピソード173 『天空の城』
エピソード173 れいが村長の話に聞き入っていると、一人の少女が目の前に現れた。 れいを見てニコニコと微笑んでいる。 少「お爺さま。遅くなりました」 町「あぁ、問題ない。 これはわしの孫娘じゃ。 リッカ。挨拶をなさい」 リ「はじめまして。村長の孫のリッカです。うふふ。...
エピソード172 『天空の城』
エピソード172 れいが町を見渡しながらポカンとしていると、住人の一人がれいに気づいた。 男「おまえ、どこから入ってきたんだ!」 れ「す、すみません。扉が、動いてしまったもので・・・」そう説明するしかない。れいは腰の刀を床に置いた。...


エピソード171 『天空の城』
エピソード171 れいは台座の淵まで歩き、その高台から風景を眺めた。 ただただ風の音だけが流れている。 やることがなくなってしまった。 ここからどの方角に行けば町や村があるのか、まったく情報がない。どうしよう? れいは太陽を探した。まだ日没までには時間がある。15時くらいか...
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